
翠富士
小兵力士が快進撃だ。大相撲春場所7日目(18日、大阪府立体育会館)、平幕の翠富士(26=伊勢ヶ浜)が元大関の幕内高安(33=田子ノ浦)を突き落として初日から無傷の7連勝。他の全勝力士が消え、優勝争いの単独トップに立った。
取組後は「立ち合いで押し負けなかった。自分の方が小さいので、下から当たっていく意識でいった。悪くなかったと思います」と納得顔。優勝すれば静岡出身で初の快挙となることには「できれば、そうなりたい。常に優勝できたらと思うけど、そんなにうまくいかない。一番一番」と色気ものぞかせた。
身長171センチは幕内で最も低く、体重117キロは最軽量。この日は自分より60キロ重い元大関を撃破した。「(大きい相手に)勝てば〝ヨッシャ!〟となる」と翠富士。小兵力士の奮闘に注目だ。
東スポWEB