
(JohnnyWalker61/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)
楽しく遊んでいたはずの女の子が、帰らぬ人に。その原因が庭に設置してあったブランコのロープだったことを、『The Daily Star』などが伝えている。
■祖母宅で遊んでいた女児
2月15日のこと、ブラジルで暮らしていた女の子(8)が、祖母宅で元気いっぱいに遊んでいた。裏庭に設置されてあるブランコはとりわけ楽しかったようで、ひとりで外に出てはしゃいでいたという。
このブランコは持ち手がチェーンではなく、ロープだった。チェーンよりも柔らかいこともあり、女の子にとってはそれさえも遊び道具になっていたようだ。
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■まさかの結果に衝撃
ところが、しばらくして祖母が様子を見に行くと、ブランコの横で意識を失い倒れている女の子を発見。ロープが首に絡まり、窒息したようだった。祖母は愕然としながらも助けを呼び、女の子はヘリコプターで大学病院に向かうことになった。
だが状態は極めて深刻で、病院到着を前に何度か心臓が止まってしまったという。そのたびに蘇生し、ようやく病院に運び込んだが、その日の晩に女の子は息を引き取ってしまった。
■遺族の嘆き
この件については当局も事故とみなしており、捜査・調査は行わないという。
ひどいショックを受けている女の子の父親は、メディアの取材に応じ「とても陽気で外交的なタイプでした」「体も強い子供だったのです」とコメント。また親族は女の子について「大きくなったら警官になりたいと話していました」と明かした。
たった8歳で亡くなってしまった女の子の葬儀は、2月16日に執り行われた。
■目を離さずにいるのは難しい
しらべぇ編集部が全国10〜60代の子供がいる男女687名に調査したところ、全体の52.7%が「子供から目を離さないのは無理だと思う」と回答した。

「楽しく元気に遊んでいる」。そう思い込み目を離してしまった祖母の罪悪感と悲しみは、計り知れない。
最近ではブランコを手作りできるDIYキットも販売されているが、ロープを使用するタイプも人気がある。だがこのような事故が起きてしまう可能性を考慮し、子供が遊ぶときにはできるだけ付き添ってあげたい。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)
【調査概要】方法:インターネットリサーチ「Qzoo」調査期間:2019年3月22日~2019年3月27日
対象:全国10代~60代の子供がいる男女687名(有効回答数)