視覚障がい者の駅での移動を先進技術で支援 NTTデータ経営研究所が実験

視覚障がい者の駅での移動を先進技術で支援 NTTデータ経営研究所が実験

  • 財経新聞
  • 更新日:2023/01/25
No image

1つ目の実験のイメージ(画像: NTTデータ経営研究所の発表資料より)

NTTデータ経営研究所(東京都千代田区)は20日、先進技術を活用して駅利用のバリアフリーに関する実験を行うと発表した。スマホやAIなどを用いて、視覚障がい者の利便性向上につながるかを調査する。

【こちらも】NTTデータ、社員が自由企画のワーケーション導入 生産性20%向上

実験には3種類のシステムを使用する。1つ目は「介助要請スマホアプリ」。LINEを通して、視覚障がいのある人が駅構内を移動する際の介助を依頼できる。実験ではモニターから要請を受けて駅係員が現場に向かい、介助を実施するところまで行う。

2つ目は「白杖検知システム」。駅構内に設置したカメラを通して白杖を検知し、回転灯で駅係員に知らせる。これら2つのシステムは、アイテック阪急阪神が開発した。

3つ目のシステムは「音声ナビゲーションアプリ」。駅構内の点字ブロックにQRコードを表示。スマホで専用アプリを起動し読み取ると、音声で目的地まで正確なルートをナビゲートする。リンクスが開発したもので、システムの名称は「shikAI」。

実験では3つのシステムを単体で使用するほか、介助要請スマホアプリとshikAIを併用して、乗換をスムーズにできるかどうかも試す。

今回の実験は、NTTデータ経営研究所が「令和4年度先進技術を活用した駅利用のバリアフリー化に関する検討業務」を東京都都市整備局から受託したもの。スマホやタブレットなどの端末、画像認識技術、センシング技術、AI、IoTなどを活用して利便性が向上するかどうかを調べて分析する。

鉄道各社はバリアフリーに取り組んでおり、点状ブロックや点字運賃表、タッチパネル式券売機には数字のテンキーをつけるなど対策を行っている。だが多数の鉄道事業者やバスが乗り入れる「交通結節点」は、移動の障壁が多く障がいのある人にとって利用に困難が伴う。今回実験を行う駅の内1つは「青山一丁目駅」で、東京メトロ銀座線、半蔵門性、都営地下鉄大江戸線と3線の鉄道が乗り入れている。

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加