
6回、西武・源田壮亮に2点適時二塁打を許した日本ハム・ロドリゲス =ベルーナドーム(撮影・加藤圭祐)
(パ・リーグ、西武7―4日本ハム、24回戦、西武15勝9敗、19日、ベルーナD)日本ハム打線が序盤から相手右腕の松本を捉えた。「4番・DH」のマルティネスが一回に適時二塁打を放ち、先制点をもたらした。
「2アウトでしたが、次につなぐことだけを考えていきました」。2死から3番・清宮が四球で出塁すると、助っ人は1ボールから134キロのカットボールをたたいた。会心の一撃ではなかったものの、右中間を破り「打球が良い方向に飛んでくれました」と振り返った。
二回は中島が右前適時打。「久しぶりの1軍でめちゃくちゃ緊張しました」。左内腹斜筋肉離れから約4カ月ぶりに1軍復帰した32歳は、2死一、二塁で一、二塁間をしぶとくゴロで破った。「当たりはよくなかったですが、今川がしっかり走ってくれました」とコメントした。試合前には同学年の谷内(やち)が現役引退を表明。ともにチーム最年長内野手として戦ってきた背番号9が〝戦友〟の引退発表に花を添えた。
試合の主導権を握った日本ハム。だが、投手陣がピリッとしない。3-1の三回、先発のポンセが愛斗に2点二塁打を浴びて同点とされる。六回にはマルティネスが15号ソロを放ち再びリードを奪ったものの、2番手・ロドリゲスが1回を4安打2四球と大乱調。中村の同点弾のあと、児玉に右前適時打、源田の2点左前打を浴びて一挙4点を奪われ、試合をひっくり返された。