歩行時に腰ポケットにiPhoneを入れておくと、内蔵されたモーションセンサーにより、歩行速度、歩幅、歩行非対称性など、歩くことに関する詳細なデータをiPhoneの「ヘルスケア」が自動で記録してくれます。ケガや病気などの異常があると歩行データに現れるため、健康上の問題にいち早く気づくことができ、意外と侮れません。
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iPhoneヘルスケアで歩行の非対称性
iPhoneの「ヘルスケア」の「ブラウズ」→「歩行」を選択すると、過去7日間の「歩行速度」や「歩幅」「階段速度」などを表示することが可能です。
「歩行速度」は、平坦な場所を歩く速さが記録されています。急激に速度が落ちている場合は、健康状態に大きな変化があったと考えられるわけです。
「歩行非対称性」は、ステップ時の左右の足の時間を計測。片足を引きずるなど不規則なパターンになると、この数値が高くなるというわけです。
iPhoneヘルスケアで心肺機能レベル
「歩行両足支持時間」は、歩行中に両足が地面に着いている時間の割合を表示。値が低いほど、片足に体重をかけて歩くことが多いことを意味し、バランスが良いことを示しています。
「歩行安定性」は、歩行データを総合的に見て、問題ないかを確認できる項目です。「OK」の範囲に収まっていれば安心。「低い」「非常に低い」は、転倒の危険性があることを意味します。
Apple Watchがあれば「心肺機能」なども表示可能。最大酸素摂取量を計測して、心肺機能レベルが「高い・平均より上・平均より下・低い」を判定してくれるのです。