まず“つくり”で考えねば「ビジネス数学」を仕事には活かせない

まず“つくり”で考えねば「ビジネス数学」を仕事には活かせない

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  • 更新日:2021/01/12
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ビジネスマンにとって「いかに数字をうまく活用するか」という問題は、必ずぶち当たるものですが、そもそも「どの数字を活用するかを判断する力」を身につけるにはどうしたら良いのでしょうか? ビジネス数学者でメルマガ『深沢真太郎の「稼ぐ力がつく! 数学的思考の授業」』著者の深沢真太郎さんは、この力を身につけるために必要なのが「構造化する」ことだと説きます。はたして、この「構造化する」ことで、どのようなメリットがあるのでしょうか?

「つくり」で考える人になろう

本日も学びのためにお時間をとっていただき、ありがとうございます。

今日のテーマは「構造化」です。この授業はもちろん、私の著作や情報発信に長期的な(?)お付き合いを頂いている方ならきっとこう思うでしょう。

「ここ最近、深沢さんはずいぶん構造化のテーマを推しているな」

はい、その通りです(笑)。めっちゃ推しです。もちろん理由があります。

私が提唱したビジネス数学は当初、「いかに数字をうまく活用するか」を広める教育でした。いわゆる文系出身のビジネスパーソンでもできる、使える、仕事で成果が出る。そんな目的でしばらくはコンテンツ開発をしていました。

しかし、実際にビジネスの現場で教育研修などをしていくにつれて、問題の本質が別のところにあることを学びました。シンプルに申し上げると、実は「いかに数字をうまく活用するか」の前に大きな課題解決が必要であると。

簡単な例を挙げましょう。

例えば私がビジネスパーソンに、あるデータ分析の手法Xを教えたとします。Xに関する知識と使い方は理解してくれました。しかし彼らは現場に戻ってそれを活用できません。

なぜなのか。いろいろとヒアリングすることでわかったことがあります。

多くのビジネスパーソンは、このXを使う場面にまでたどり着けないのです。たどり着けなければXを使えるわけがありません。

多くの(自称)優秀な人はこう言います。

「そんなもの考えればわかるだろう」

しかし、現実はそう簡単ではありません。考えろと言われても、何をどうしたら良いかわからない人はたくさんいます。

つまり、私のような教育者が教えなければならないことは、「いかに数字をうまく活用するか」より前に、どの数字を活用するかを判断する、あるいは仮説を立てる行為なのです。

そして、その行為において極めて有効なのが、「構造化する」という行為です。私の感性では、これがすべてと申し上げても過言ではありません。これが「推し」の理由です。

さて、事前の解説はこれくらいにして、本題に入りましょう。

「構造化」とは、もっとシンプルな表現をすれば「つくり」を明らかにすることです。

例えばあなたの会社にも構造、すなわち「つくり」が存在します。

社長がいて、その下に様々な部署があって、その中に様々なチームが存在し、そのチームそれぞれに上下関係もあるかもしれない。

これはまさにその会社の「つくり」に他なりません。

さて、この「つくり」を把握できるとどんなメリットがあるか。

答えは「問題解決のための仮説を立てることができる」、です。

例えばあなたの会社において「なんかうまくいっていない」という問題があったとします。

「なんかうまくいっていない」では解決しようがありません。

だから会社を構造化することで、問題解決のための仮説を立てます。

各チームの上下関係が組織全体のパフォーマンスに悪影響を及ぼしているのでは?

社長が孤立していて、社長をサポートをする右腕のような存在がいないのでは?

そもそも部署が多すぎるのでは?……

仮説を立てたら、それを立証する(立証できそうな)データを探し、必要であればデータ分析をすることで、その仮説が正しい(正しそうである)ことを説明する。

これが私たちビジネスパーソンの仕事であり、私が近著や様々なビジネス研修で伝え続けていることです。

そこで、ここからのテーマをこのようにしたいと思います。

Q. どうすれば「つくり」で考えられる人になれるか?

いかがでしょう。あなたにもメリットのある話題ですよね。そして、実はこの問いの答えはとてもシンプルです。

ソリューションは2つあります。

1 深沢真太郎の次の著作を読んでしっかり実践

数学的思考トレーニング~問題解決力が飛躍的にアップする48問」(PHP研究所)

→特に第4章の「構造化」を熟読してください

拙著の宣伝のようで恐縮ですが、間違いなくエッセンスはここにあります。

2 「塊」で考える習慣をつける

→その考える対象はどんな塊でなりたち、それぞれどんな関係にあるかを明らかにする

先ほどの例も、あなたの会社を「塊」に分けて考えました。この感覚を、あらゆる場面で使うことが重要です。

(メルマガ『深沢真太郎の「稼ぐ力がつく! 数学的思考の授業」』2021年1月12日号より一部抜粋)

image by:Shutterstock.com

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