主人公は傍観者。200万再生動画に「超あるある」「信じられない」の声

主人公は傍観者。200万再生動画に「超あるある」「信じられない」の声

  • Forbes JAPAN
  • 更新日:2020/10/19
No image

TVドラマ化・漫画化もされた『59番目のプロポーズ』でも知られる作家のアルテイシア氏が脚本を担当した動画が10月11日の国際ガールズデーに公開され、注目を集めている。

アルテイシア氏に、本動画製作にかけた思いを寄稿していただいた。#性暴力を見過ごさない #ActiveBystander

10月11日の国際ガールズデーに動画「#ActiveBystander=行動する傍観者」を公開して、お陰さまで注目が集まっています。

現時点(公開5日後)でツイッターで200万再生を突破して、ネット上で多数のコメントが寄せられました。

#ActiveBystander=行動する傍観者が主人公

性教育YouTuberとして活躍する助産師のシオリーヌさんと、こちらの動画を製作しました。

動画の中で描かれるのは、日常の中で見かける性暴力のシーンです。後半では、それを見かけた「傍観者」が行動を起こす姿が描かれます。

私は「どうすれば性暴力を駆逐できるか?」をずっと考えていて、「加害者でも被害者でもなく、マジョリティである傍観者に呼びかけることが必要だ」と思ったことが、この動画を作ったきっかけです。

その場に居合わせた人の小さな行動によって、被害者を助けることができます。

「その場で犯人が捕まらないと意味ない」というリプも来ますが、「大丈夫ですか?」と声をかけるだけでも、被害者は安心するし救われます。「助けてくれる人がいる」という安心感、社会に対する信頼があれば、被害者は助けを求められます。

逆に「誰も助けてくれない」と絶望してしまうと「助けを求めても無駄だ」と1人で抱え込み、支援につながることもできません。

そんなメッセージを伝えたくて、脚本にこう書きました。

「#性暴力を見過ごさない

みんなが声を上げて行動すれば、性暴力をしにくい社会に変えていけます。

あなたにできることは、何ですか?」

「超あるある」「リアルすぎて泣いた」

動画の性暴力シーンに対して、女性からは「超あるある」「リアルすぎて泣いた」と共感の声が寄せられました。一方、男性からは「本当にこんなことあるんだ」と驚きの声が寄せられました。

女性が日常的に加害されている現実を男性に知ってほしい、そんな思いから主人公を「傍観者の男性」にしました。

ほとんどの女性は、子どもの頃から何らかの性被害に遭っています。

動画を見た女性からは「この中のどの被害にも遭ったことのない人は1人もいないのでは」「こうやって助けてくれる人がいれば、あの時の自分は救われた」といった声が集まりました。

男性からは「これからは周りを注意して見ていきたい」「自分にもできることがあるとわかった」といった声が集まりました。

また、動画を見た柔道黒帯の男友達が「自分でも反撃されるのが怖くて、その場で犯人に注意するとかはできない、だからこの動画はすごく助かる」と感想をくれました。

私も含めてそういう人が多数派だからこそ「何かできる事はある」と伝えたかったのです。

最後に、女性からいただいたコメントを載せます。

〈すれ違いざまに突き飛ばされたり胸を触られたことも、しつこくナンパされたことも、上司にセクハラされたこともあったけど、それ自体だけでなく周りの人に”見て見ぬふりをされた”ことにも自分は傷付いていたんだなぁ、と思ったら涙が出た。声をかけられる人間でいたい〉

被害者は周囲の無関心にも傷つきます。性暴力をしにくい社会に変えていくために、「自分に何ができるか?」を一緒に考えていただけるとうれしいです。

#性暴力を見過ごさない

#ActiveBystander

英語字幕付きは以下から:

アルテイシア◎作家。神戸生まれ。オタク格闘家との出会いから結婚までを綴った『59番目のプロポーズ』でデビュー。著書に、『恋愛とセックスで幸せになる 官能女子養成講座』(『女医が教える本当に気持ちのいいセックス』の宋美玄氏監修)『アルテイシアの夜の女子会』『40歳を過ぎたら生きるのがラクになった』『離婚しそうな私が結婚を続けている29の理由』他、多数。

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加