スカイマーク定時性5年連続1位 国交省21年度情報公開

スカイマーク定時性5年連続1位 国交省21年度情報公開

  • Aviation Wire
  • 更新日:2022/08/06

国土交通省航空局(JCAB)は、日本航空(JAL/JL、9201)や全日本空輸(ANA/NH)、LCC 3社など、特定本邦航空運送事業者10社に関する「航空輸送サービスに係る情報公開」の2021年度(21年4月から22年3月)分を公表した。2020年度は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で運休や減便が相次ぎ、空港や空域が混雑していないことにより、各社とも定時運航率が大きく改善したものの、2021年度は緊急事態宣言が全面解除となったことで10月以降に復便傾向にあったことから、一部のLCCでは新型コロナ前の80%台に戻るところもみられた。

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定時運航率が5年連続で1位となったスカイマーク=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

定時運航率は、スカイマーク(SKY/BC)が5年連続で1位となった。通年の欠航率が最も低かったのもスカイマークだった。10社全体の定時運航率は前年度と比べ1.61ポイント低下し94.59%、遅延率は1.61ポイント悪化し5.41%、欠航率は0.02ポイント悪化し1.67%だった。遅延の原因は「機材繰り」が目立ち、欠航は各社とも「天候」が1位となった。

—記事の概要—
・定時運航率
・遅延率
・欠航率
・航空会社ごとの定時運航率と遅延率、欠航率
・旅客数上位5路線
・利用率上位5路線
・利用率下位5路線

定時運航率

定時運航率は、スカイマークが98.44%で、5年連続で1位を獲得。2位はスターフライヤー(SFJ/7G、9206)で98.15%だった。3位はソラシドエア(SNJ/6J)で97.66%だった。

値がもっとも低かったのは、ピーチ・アビエーション(APJ/MM)の86.80%。以下、スプリング・ジャパン(旧春秋航空日本、SJO/IJ)の87.99%、ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)の93.16%が続いた。

遅延率

出発予定時刻よりも15分を超えて出発した「遅延率」は、ピーチが13.20%でワースト1位。遅延理由は「機材繰り」が5.61%で最も高かった。以下、スプリング・ジャパンが12.01%、ジェットスター・ジャパンが6.84%と続いた。遅延率が最も低かったのは、スカイマークの1.56%だった。

遅延理由の1位は、ジェットスター・ジャパンのみが「その他」で、残りの9社は「機材繰り」だった。

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航空輸送サービスに係る情報公開21年度の遅延率(国交省の資料からAviation Wire作成)

欠航率

欠航率は、1.86%だったJALがワースト1位。欠航理由は「天候」が1.47%で最も高かった。以下、ANAが1.70%、日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)が1.51%だった。最も低かったのはスターフライヤーで、0.50%だった。

欠航理由の1位は、10社すべてが「天候」だった。

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航空輸送サービスに係る情報公開21年度の欠航率(国交省の資料からAviation Wire作成)

以下は航空会社ごとの定時運航率と遅延率、欠航率。

航空会社ごとの定時運航率と遅延率、欠航率

航空会社  定時運航率     遅延率         欠航率・JAL 94.49 (96.81)  5.51  (3.19)  1.86  (2.48)・ANA 94.26 (96.97)  5.74  (3.03)  1.70  (0.41)・JTA 97.36 (97.76)  2.64  (2.24)  1.51  (1.67)・SKY 98.44 (99.14)  1.56  (0.86)  1.04  (0.57)・ADO 93.87 (97.13)  6.13  (2.87)  1.50  (1.09)・SNJ 97.66 (98.93)  2.34  (1.07)  0.66  (1.07)・SFJ 98.15 (98.79)  1.85  (1.21)  0.50  (1.01)・APJ 86.80 (93.94) 13.20  (6.06)  1.38  (0.88)・JJP 93.16 (94.93)  6.84  (5.07)  0.96  (0.92)・SJO 87.99 (93.83) 12.01  (6.17)  1.23  (0.00)

*括弧内は前年度の値
*航空会社ごとの合計値は別の資料によるもので上記表の合計値とは小数点以下が一致しない社がある

また輸送実績は、平均搭乗区間距離が前年度比8キロ増の958キロメートル、輸送人員が1560万9508人増の4827万6137人、輸送人キロが152億1228万8000人キロ増の462億4895万8000人キロ、旅客収入が1812億2700万円増の6203億4100万円、輸送人員あたり旅客収入が600円減の1万2800円、輸送人キロあたり旅客収入が0.7円減の13.4円だった。

旅客数は上位5路線のうち、羽田-福岡間が454万754人で1位。全路線では4723万9329人となった。ロードファクター(座席利用率、L/F)は、上位5路線の1位が宮古-石垣間の100.0%、下位5路線の1位は札幌-徳島間で19.6%、全路線平均は50.4%だった。

旅客数上位5路線
1位 羽田-福岡 4,540,754人
2位 羽田-札幌 4,165,793人
3位 羽田-伊丹 2,878,772人
4位 羽田-那覇 2,833,958人
5位 羽田-鹿児島 1,085,494人

利用率上位5路線
1位 宮古-石垣 100.0%
2位 成田-福岡 76.2%
3位 成田-関西 74.0%
4位 成田-札幌 72.0%
5位 関西-福岡 70.0%

利用率下位5路線
1位 札幌-徳島 19.6%
2位 伊丹-石見 20.1%
3位 札幌-出雲 21.3%
4位 高松-那覇 21.7%
5位 宮崎-那覇 23.0%

特定本邦事業者*
・日本航空:JAL(日本航空、ジェイエア、日本エアコミューター、北海道エアシステム、日本トランスオーシャン航空の一部路線)
・全日本空輸:ANA(全日本空輸、ANAウイングス)
・日本トランスオーシャン航空:JTA
・スカイマーク:SKY
・エア・ドゥ:ADO
・ソラシドエア:SNJ
・スターフライヤー:SFJ
・ピーチ・アビエーション:APJ
・ジェットスター・ジャパン:JJP
・スプリング・ジャパン:SJO
* 客席数が100または最大離陸重量が5万kgを超える航空機を使用して行う航空運送事業を経営する日本国内の航空運送事業者

Yusuke KOHASE

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