
石川県は珠洲市で発生した地震を受け、26日から被災地に災害ボランティアを派遣することになりました。
家の中の片づけやゴミの積み込みなどに当たります。
珠洲市での災害ボランティア活動は、これまで奥能登の2市2町の住民を対象に募集していましたが、被災者への調査で増員が必要となり、混乱を避けるため県が一括して派遣することになりました。
募集人数は120人で、5月26日から31日までの6日間、1日に20人ずつを募ります。
「お年寄りが多いので、少しでもお役に立てれば」「お年寄りに携わる仕事をしているので、できるだけ優しいお声がけを心掛けたい」(ボランティアに参加した人)
出発式では馳知事が「改めて現地の状況を把握してお手伝いをお願いします」と、参加スタッフを激励しました。
これに対し、参加者を代表して2018年の西日本豪雨災害でのボランティア経験を持つ、蔵ゆかりさんが決意を述べました。
蔵ゆかりさん「被災した方々が、一日も早く元通りの生活を取り戻せるようボランティア一同、力を合わせて頑張って参ります」
県によりますと、珠洲市では5月11日から24日までに延べ888人のボランティアが復旧作業にあたりました。
ボランティアスタッフはバスで県庁を出発し、受け入れ先の珠洲市社会福祉協議会を通じて被災地で家の片づけや壊れた家具などの運び出し、ゴミの積み込み作業などを行います。