自宅でも十分楽しめる!動物園写真家が解説する「神戸どうぶつ王国」の魅力

自宅でも十分楽しめる!動物園写真家が解説する「神戸どうぶつ王国」の魅力

  • @DIME
  • 更新日:2021/05/03
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GWは今年もコロナの影響で自粛生活を余儀なくされている皆さんに、動物園写真家 阪田真一が、一度は訪れてもらいたいおススメの動物園をご紹介。

……とはいえ自粛期間中である。そこで今回は、動物園写真家が撮影した動物たちの写真を織り交ぜながら動物園の魅力をお伝えしよう。

今回ご紹介するのは「神戸どうぶつ王国」。兵庫県の神戸市にある海の上の人工島に開園された動物園だ。

神戸空港も近く神戸の中心街である三宮からもアクセスが良い立地である。以前は「神戸花鳥園」という名で植物と鳥がメインの施設だったが、現在は動物たちが多く暮らす、賑やかな動物園となっている。

魅力① 「自由に歩き回る動物たちと間近で見られる展示の魅力」

動物園といえば檻やアクリルに囲まれた展示場内にいることをイメージすると思うが、神戸どうぶつ王国では来園者の歩く道を動物たちも歩きまわるエリアがある。

特にアフリカの湿地エリアの中庭には頭上の木の枝や屋根からワオキツネザルたちが飛び降りてきては来園者を驚かせることがある。

何食わぬ顔をして日常を送る彼らの生活を間近に見ることが出来るのはとても魅力的なのだ。さらに可能な限りアクリル越しでない展示にも挑戦されており、動物たちの息遣いも感じられる距離も魅力だ。

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(写真:上から レッサーパンダ/ワオキツネザル/スナネコ/ブッシュドック/下左からアメリカクロクマ/フタコブラクダ/カピバラ/ゴマフアザラシ)

魅力② 「ハシビロコウの恋の行方を見守る取り組みの魅力」

4月23日にオープンした、「ハシビロコウ生態園 Big bill」これまで屋内バードショーを行っていた広い温室エリア。そこが飼育下では世界でも2例しかない、ハシビロコウの繁殖に挑戦するために大改装された。

これは今も続くコロナ禍、昨年に行われたクラウドファンディング「花と動物と人との懸け橋プロジェクト」で支援を得たものだ。支援の輪は目標金額を上回る結果となり、それはこうして生き物たちの飼育環境へ還元された。同園はこの緊急事態宣言下での休園を余儀なくされた中でも動物たちの生活環境維持改善の取り組みを忘れない。

ハシビロコウの繁殖が成功すれば、飼育下では日本国内だけでなくアジア初となる。オープン翌日に取材をしたが、まだ環境に慣れないせいか、木や茂みの裏で身を隠して環境の変化をうかがっている様子だった。

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魅力③「動物たちとコラボしたカフェメニューの魅力」

動物園で歩き疲れて、ちょっと休憩って時にカフェやレストランに立ち寄ることも。神戸どうぶつ王国には環境保全啓発型キッチン「やまねこキッチン」「アルパカフェ」「めん処 ふくろう庵」バイキングレストラン「フラワーフォレスト」、があり、きつねうどんや、チキンナゲット、アイスクリームに、オムライス、ラーメンにカツカレーなど、食のバリエーションは豊富だ。

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ユニークなのはこれらお食事処で提供される動物コラボのカフェメニュー。最近、登場した“ハシビロまん”と“スナネコアイス”、定番の“ハシビロコーヒー”と“ワオワオロール”。どれもパッケージやそのデザインで疲れた来園者を微笑ましてくれる。

また、中でも環境保全啓発型キッチン「やまねこキッチン」では、絶滅危惧種である“ツシマヤマネコ”の生息域の保全を目的とした米作りが対馬で行われており、その米を使ったメニューが提供されている。動物園で腹を満たすことで、絶滅の危機に瀕している動物の助けになるというのは素晴らしい取り組みである。使用されている“ツシマヤマネコ米”は、併設されているお土産物店「ショップラブバード」で販売も行っている。

注)フラワーフォレストは現在営業を休止中

魅力④「通販サイトでも購入できるオリジナルグッズの隠された魅力」

一日動物たちとの時間を楽しんだ後、その興奮が冷めないうちに足を運ぶのはお土産コーナーという人も多いだろう。

園内のショップ「ショップ ラブバード」では、配布しやすい個包装のお菓子も充実している。その製造企業は神戸でも有名どころが名を連ねていたりもする。ちょっとしたお菓子でも美味しいのだ。

オリジナル制作のグッズにも力を入れており。企業コラボグッズなども存在する。最近では全米で人気のボトルブランド「ハイドロフラスク」というタンブラーやボトルで有名な企業とのコラボで作成されたハシビロコウデザインのボトルなども棚に並ぶ。

お土産で人気の高い商品としては、生物多様性保全につながる商品である。ショップでは先に紹介したツシマヤマネコ米をはじめ、ツシマヤマネコグッズや、ユキヒョウの保全につながるフェアトレード商品として現地キルギスの特産品である羊毛で作られた小物の販売も行っている。これらを購入することによって、生き物を守る事につながる仕組みになっている。公式ネットショップからも購入することができる。

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神戸どうぶつ王国 <公式ネットショップ>https://kobe-oukoku.raku-uru.jp/

魅力⑤「生物多様性保全と・環境保全を学べる魅力」

同園では、「SDGs:持続可能な開発目標」を支援する5つの取り組みに力を入れている。

使い捨てプラスティック製品の廃止

ツシマヤマネコの生息環境を守る取り組み

ボルネオ保全プロジェクト

アマミトゲネズミの生息域外保全

ユキヒョウを守る取り組み

動物園が取り組む保全活動を知ることで、来園者自身が「可愛いネ」だけで終わらせない動物達とのかかわり方についても学ぶことができる。

さらにその取り組みを知ることで、自身の生活の中にも取り入れられるものがないかを考える切っ掛けとなるのではないだろうか。

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神戸どうぶつ王国 <生物多様性保全・環境保全>https://www.kobe-oukoku.com/environmental_preservation/

子供の頃、遠足行った動物園。大人になって足を運ぶことで、新たな発見や生き物への思い、環境への意識を変化させる切っ掛けとなる場所になるのでは?

神戸どうぶつ王国http://www.kobe-oukoku.com/

〒650-0047 兵庫県神戸市中央区港島南町7-1-9

tel:078-302-8899 fax:078-302-8222

写真撮影&記事執筆: 動物園写真家 阪田 真一

<Twitter>https://twitter.com/ZooPhotoShin1

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