39年続く伝統...小刀「肥後守」で鉛筆削る小学校 職人が訪問「あそこまで使える子どもはいない」

39年続く伝統...小刀「肥後守」で鉛筆削る小学校 職人が訪問「あそこまで使える子どもはいない」

  • NBS長野放送
  • 更新日:2022/06/23
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肥後守を使って鉛筆を削る(長野県池田町・会染小学校)

長野県池田町の会染小学校では、児童が小刀を使って鉛筆を削ることが39年続く伝統です。23日はその小刀「肥後守(ひごのかみ)」を作る職人が学校を訪れ、児童と交流しました。

池田町の会染小学校の児童に拍手で迎えられたのは、兵庫県の永尾光雄さん(55)。全校児童が大切にするあるものを作る職人です。それは、鉛筆を削る小刀「肥後守(ひごのかみ)」。

会染小では、1年生から肥後守を使って鉛筆を削っています。小さな手で、丁寧に。

毎年、6年生が1年生に使い方を伝え、上達していきます。

当時の1年生:

「(6年生の)おねえちゃんに教えてもらって、一緒にやって削れるようになった」

危なっかしい場面もありますが、これまで子どもたちに大きなけがはありません。1983年、当時の校長が子どもたちに集中力を養ってほしいと始めてから39年間続く伝統です。

学校創立150周年の節目で訪れた永尾さんは「肥後守」を作る唯一の製作所の5代目です。児童に「職人になったきっかけ」を聞かれると…。

「肥後守」の職人・永尾光雄さん:

「13年前は、違う仕事をしていました。小学校の皆さんが(父である先代に)『永尾さん、ありがとう』という感謝の言葉を常に思ってくれている。やっぱり使ってくれている以上は作り続けなあかんなと」

その後、児童たちが鉛筆を削る姿を見て回りました。

「肥後守」の職人・永尾光雄さん:

「あそこまで肥後守を使える子どもさんっていないですから感激です。もっと続けてもらいたいですし、それに応えてうちも100年以上続いていますので、もっともっと後世に伝えていきたい」

永尾さん、児童と共に感謝を伝える貴重な交流の機会となりました。

6年生:

「おかげで鉛筆削りじゃなくても削れるようになって、手も器用になったんじゃないかな」

「永尾さんもできればずっと伝統で作ってくれればありがたいなと思いました」

会染小の伝統はこれからも続きます。

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