活動開始から1年、『学芸大青春』メンバーが語る“これまで”と“これから” 2南 優輝編

活動開始から1年、『学芸大青春』メンバーが語る“これまで”と“これから” 2南 優輝編

  • ダ・ヴィンチニュース
  • 更新日:2020/11/21
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リアルに存在しながらも、2次元キャラクターの姿で活動する。3次元の姿を見せることはあっても、顔出しはしない。『学芸大青春』は、「2次元と3次元を行き来するダンス&ボーカルグループ」という不思議なコンセプトで活動するボーイズグループだ。だが、彼らはけしてキワモノではない。地道に努力を重ね、技術を磨いてきた本格派ダンス&ボーカルグループだと胸を張ってお伝えできる。『学芸大青春』の歩みと、彼らにしか持ちえない魅力については、もぜひご覧いただきたい。

今回の特集記事では、11月28日に初の有観客ライブを控えた『学芸大青春』メンバー5人に、ソロインタビューを実施。活動開始から1年経った今のリアルな思い、彼らが目指す到達点について語ってもらった。2人目は、持ち前のリーダーシップで『学芸大青春』を引っ張る南優輝編をお届けする。

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「3次元の姿を出したい」と思う葛藤はあります

──優輝君が『学芸大青春』に入るまでの経歴を教えてください。

南:もともとバスケが好きで、高校時代は毎日バスケ漬けでした。本当は中学からバスケ部に入りたかったんですけど、地元の中学にバスケ部がなくて、高校から始めたんです。毎朝5時半に起きて、6時半から自主練して、授業受けて、昼休みも練習して、放課後には部活をやって。そのあとも、市民センターみたいなところで練習していました。それから家帰って寝て、みたいな生活でしたね。

──特技のブレイクダンスは、高校時代はやっていなかったんですか?

南:本格的に練習を始めたのは大学生からです。それまでにも強い憧れはあって、動画を観ながらひとりで練習したりしてました。

──優輝君は、現役大学生なんですよね。

南:はい。4年生なのでサークルは引退しましたが、3年の秋ぐらいまでやっていて。サークル活動の中で、ダンスにどんどんのめりこんでいきました。『学芸大青春』メンバーになるまでは、勉強とバイトとブレイクダンス、みたいな毎日でした。

──バスケにのめりこんで、受験勉強も頑張って、今度はブレイクダンス。全力でのめりこみやすいタイプなんですか?

南:ホントそうなんです(笑)。ひとつのことに熱中すると突き進んじゃうところがありますね。

──子供の頃は、何になりたかったんですか? 学生時代はどんな道を目指していたんでしょう。

南:幼い頃はアイドルを見て、かっこいいなと思う気持ちがありました。でも、「なんだかんだギャンブルな道だしな」と思って、親には言い出せなくて。やりたいことが決まらないまま、とりあえず学歴があれば選択肢が広がるかなと思って、大学に進みました。

──ギャンブルと言いつつも、今はそちらの道に進んでいますよね。

南:高校生の時にも、何度かスカウトされたことがあって。その時も迷ったんですよ。やっぱりやりたいなという気持ちはありましたが、親になかなか言えないし、部活を中途半端に辞めるのもいけないなと思って。それで、芸能の道は諦めて大学に進んだんです。そうしたら、大学に入ってから今の事務所のスカウトを受けて。話を聞くうちに、将来「あの時やっておけばよかったな」と後悔しながら過ごすのは嫌だなと思うようになったんです。大学に入ってからも「高校の時スカウトを受けてたらどうなってたのかな」と考えることはありましたしね。それで、スカウトをきっかけに「やっぱり挑戦しよう」と決心しました。

──親御さんにお話しした時は、いかがでしたか?

南:緊張しました(笑)。「どれだけ厳しい道なのかわかって言ってるの?」みたいな感じで。何度も話し合い、最終的に「やっぱり挑戦したいことだから」と納得してもらいました。

──2次元と3次元を行き来するという、『学芸大青春』のコンセプトを知った時の感想は?

南:面白いなと思いました。今の時代、アイドルの方々はたくさんいらっしゃるじゃないですか。普通にやっても成功するのは難しいだろうなと思っていたので。ほかのアイドルが今まで手を出していない領域ですし、新しいことができそうだなと思いました。ただ、活動を続けていくにつれ、ファンのみなさんの顔を見て、「3次元の姿を出したいな」と思う葛藤は生まれてきましたけど。

──自分のイラストをご覧になった感想は?

南:とにかくかっこよくて、びっくりしました。それ以上に驚きだったのが、5人の絵を見た時に、すぐ「これは蓮だね」「これは陽介だ」ってわかったんですよ。僕らの顔そのままの似顔絵ではないのに雰囲気が出ていて、「これが自分だ」ってわかるのがすごいなって。

──優輝君らしさが出ているのはどういったポイントですか?

南:自分でいうのも変ですが、ちょっと生真面目そうなところ(笑)。ほくろも、自分と同じ位置についているんですよね。このイラストが、もうひとりの自分なんだなと思いました。

──生真面目と言いましたけど、自分のことをどういう性格だと認識していますか?

南:すごく不器用で生真面目だと思っていて。要領がいいタイプではなくて、真面目すぎてうまくいかないこともあります。まっすぐで素直だなと思うこともあります。

──バスケ、勉強、ダンスといろいろ器用にこなしているイメージでした。

南:全然そんなことないです。当たって砕けて、を繰り返しています。

──杉沢プロデューサーや将綺君の話を聞くと、優輝君はリーダーシップがあるみたいですね。

南:学生時代に学級委員だったり、サークルでもダンスを教えるリーダーを務めたりしてきたので、そう見えるんでしょうか。下に弟がふたりいるからかもしれないです。お兄ちゃんもいるので、男4人兄弟なんですけど。

──5人の共同生活でも、しっかりしているタイプなんですか?

南:「みんなのお母さんみたい」とは言われます(笑)。みんなのご飯を一緒に作っているからですかね。でも、僕はヌケてるところもあるし、常識知らずなところもあるので、迷惑をかけるところもいっぱいあります。

──ご飯を作るのは、優輝君担当なんですね。

南:男4人兄弟で、お母さんがひとりでたくさん作るのは大変だから、小さい頃から一緒に作っていたんですよ。寮でも、最初に「どうせだったら一緒に作るよ」と言ったのがきっかけで、今でも料理を続けています。

──得意料理は?

南:上手じゃないんですけど、最近ハマっているのはパスタです。将綺がフレンチのレストランで働いていたので、上手なんですよ。将綺に教えてもらったのを自分でアレンジして、いろんなパスタを作っています。

──共同生活によって、グループの結束はどのように深まりましたか?

南:仕事以外の時間も一緒にいるので、その人の人間性が見えてくるんですよね。オンじゃない姿も見えるので、関係が深くなったと思います。だからこそ、本音で言い合ってぶつかることもあるし、日常のくだらない些細なエピソードもたくさん生まれるし。あと、演技にしてもライブにしても、5人でひとつの作品を作り上げることが多いので、寮に帰ってから「じゃ、ちょっと合わせようか」ってできるのは、一緒に住んでるメリットです。

──杉沢プロデューサーは、以前の優輝君はイジられるのが苦手だったけれど、今では笑って流している、とお話されていました。自分の中で、変わったなと思うことは?

南:僕、最初の頃はけっこう性格がきつくて。「練習でうまくできないのは、ちゃんとやってない自分のせいじゃん」って、思っちゃうところがあったんです。「できないならやらなきゃいいよ。俺は俺でちゃんとやるし」って。尖ってたんですよね。でも、みんなにいろいろ意見をぶつけてもらって、今はちょっと丸くなったのかなと思います。今では、みんなで頑張って5人の力が合わさることが大事なんだと思うようになりました。

──バラバラだった5人が、ひとつになったと思った瞬間はいつですか?

南:パフォーマンスが一致したなと思ったのは、『学芸大青春』として活動を開始する前に路上ライブや遠征ライブをしていた時です。地方のライブハウスで、僕らが初めてワンマンライブをさせていただく機会があって。生身の姿で、しかも『学芸大青春』とは名乗っていないし、曲もカバーだったんですけど。そのライブに向けてみんなで練習して、お客さんが目の前にいることを想像してパフォーマンスをした時に、5人の道が見えた気がしました。どういうことをしていきたいのか、未来が想像できたというか。5人でひとつなんだなって。

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「5人でなきゃ戦えない」ではなく、「5人だともっと強い」を目指して

──活動を開始してから1年が過ぎましたが、グループに対する思いに変化はありますか?

南:1年目は、初挑戦のことが多かったですね。壁にぶつかって何度もそれを乗り越えて、ただ目標に向かって進んできたので、気づいたら1年が過ぎていたという感じです。今は、もっとひとりひとりが強くならなきゃいけないなと感じますね。

──というのは?

南:いい意味でも悪い意味でも、まだ5人がお互いに助け合っているところがあるなと思って。歌だったら歌が得意な将綺に引っ張ってもらったり、ダンスだったら僕がみんなを引っ張れるように頑張ったり。でも、一人ひとりのスキルをもっと上げて、「足りないところを補い合う」というよりも「強いところを掛け合わせる」ようにならなきゃと思うんです。「5人でなきゃ戦えない」じゃなくて、「5人だともっと強い」みたいな。そうなったら最高だなと思います。

──そう思うようになったきっかけは?

南:レコーディングのたびに毎回壁にぶつかって、何度もスキル不足を痛感したんです。もっともっとうまくならなきゃいけないなって。あと、もっと自由に、もっと楽しくパフォーマンスできるようになりたくて。音を聴いているだけで勝手に体が動いて、何も考えずに気持ちよく踊れる、みたいな。でも、そうなるには技術が必要なんですよね。まだまだ課題がいっぱいあります。

──この1年で、特に大きな壁を感じたことはありましたか?

南:ラップですね。ラップとヒップホップダンスは、『学芸大青春』に入ってから始めたので。最初の頃、ラップは練習しようにも何をすればいいのかまるでわからなかったんです。レコーディング中に「もっとこうしてみて」って言われた時に、言ってくださることはわかるんだけど、どうすれば変わるのかがわからない。「やらなきゃ」「難しい」から入ったので、最初はなかなか楽しめませんでした。

──でも、今は好きって思えるんですよね?

南:はい。たくさんの素敵な楽曲に出会えたことと、メンバーの存在が大きかったですね。レコーディングではOKが出たけど、これでよかったのか不安になることもあって。そんな時に、メンバーから「今回のラップ、めっちゃかっこよかったよ」って言ってもらったり、悩んでいるときに「こうしてみたら?」ってアドバイスをもらったり。それを繰り返すうちに、自分がラップパートを任せてもらえることが「光栄だな、自分にしかできないことなんだな」って思うようになりました。

──1stアルバム『HERE WE ARE!』でも、かっこいいラップを披露していましたよね。このアルバムで気に入っている曲は?

南:大好きな曲は“ノンフィクション”です。印象深かった曲は、2ndシングル“youthful days”。ラップでめちゃくちゃ大きな壁にぶつかったからこそ、思いも強くて。なにかうまくいかないことがある時は、ラップパートの《後悔や これまでの悔しかった想いが 枯れるほど泣いた記憶が 未来への糧になるって 誰かが言ってたような気がするんだ》というリリックを思い出すんです。今は苦しいかもしれないけれど、乗り越えた後に「あの時苦しんでよかった」って思えるかもしれない。そう思うと、頑張れるんですよね。

──当時は苦しんだラップも、今ではうまくなったと自分でも思います?

南:うまくなっているというよりは、気持ちよく歌えるようになったなって。自分の言葉として、ラップで表現できるようになりました。

──11月28日には、ライブが控えています。意気込みを聞かせてください。

南:僕自身、ライブでみなさんを楽しませたくて、この業界に入ってきました。ライブに懸ける思いは人一倍強いし、これまでの活動のすべてを込めています。みなさんよりも、僕のほうが楽しみにしているくらいです(笑)。

──今後、優輝君としては2次元と3次元というフィールドをどのように行き来したいですか?

南:いつかライブで、3次元の姿でお会いできたらなと思います。そのうえで、3次元の僕らをもっと知ってほしいですね。

──『学芸大青春』は、歌、YouTube、アプリ、ラジオと幅広く活動を展開しています。初めての方は、どこから入るのがおすすめですか?

南:僕自身はライブが一番楽しいんですけど、アニメが好きな方なら3Dドラマ『漂流兄弟』から入っていただいてもいいですし、音楽好きな方なら配信している楽曲やYouTubeのMVから入っていただいてもいいですよね。いろんなことに挑戦しているのが『学芸大青春』の武器のひとつでもあるので、興味を持てそうなところから入っていただけたらうれしいです。

──応援してくれるファンへのメッセージをお願いします。

南:いつもあたたかい応援をありがとうございます。2年目は、もっともっとライブでみなさんを楽しませて、たくさん思いを返せたらと思っています。

──普段、5人で顔を合わせているとなかなか言えないこともあると思います。これから一緒に歩んでいく、ほかの4人へのメッセージはありますか?

南:僕はメンバーに支えてもらっているところが本当に多いんです。まずは「ありがとう」と伝えたいです。これからはもっと僕が成長して、逆にみんなのことを支えられるようになりたいと思います。そのために頑張るので、これからもよろしくお願いします!

取材・文:野本由起

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