E231系の「スカ色」帯は113系をイメージ  しかし一部のファンが期待したものとは?

E231系の「スカ色」帯は113系をイメージ しかし一部のファンが期待したものとは?

  • 乗りものニュース
  • 更新日:2021/05/03

「助っ人」の到来で誕生した113系の混色編成

2021年4月30日(金)より成田線(我孫子駅~成田駅間)開業120周年記念事業の一環として記念列車の運行が開始されました。

記念列車は、常磐線快速電車と成田線に使われるE231系電車の帯を、1990年代後半まで我孫子~成田間を走行していた113系電車をイメージした「スカ色」帯に変更したものです。しかし、一部の鉄道ファンはちょっと違うカラーを期待していました。

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「スカ色」帯となった松戸車両センターのE231系(2021年4月30日、伊藤真悟撮影)。

そのカラーとは、グレーにライトブルーの「阪和色」です。

「国鉄最後の白紙ダイヤ改正」といわれる1986(昭和61)年11月改正で普通列車を増発するため、幕張電車区(現・幕張車両センター)の113系の「6両編成1本」を「4両編成2本」にすることになりました。その際、先頭車が2両不足するため、同年10月下旬に日根野電車区(現・JR西日本吹田総合車両所日根野支所)からクハ111-86とクハ111-407が転属してきたのです。

急きょ転属となったためか、クハ111-86とクハ111-407の2両は「スカ色」に塗り替えられることなく「阪和色」のままで使用。このため先頭車は「阪和色」、中間車は「スカ色」という混色編成で総武本線をはじめ成田線の我孫子~成田間も走行しました(片側の先頭車だけ「阪和色」の運用もあり)。

当時は「湘南色」と「スカ色」との混色編成も見られましたが、阪和線や紀勢本線などでしか見られない「阪和色」が千葉・房総エリアで見られるということで、当時は大いに注目を集めました。

その後、国鉄が民営化しJR東日本となった直後の1987(昭和62)年5月に、この2両も「スカ色」に変更。千葉・房総エリアで「阪和色」が見られた期間はわずかです。

もし、E231系の先頭車が「阪和色」の帯だったら、かなりマニアックなものになったかもしれません。

乗りものニュース編集部

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