アジアから選ばれるフェスティバルを目指して、「豊岡演劇祭2022」平田オリザが所信表明

アジアから選ばれるフェスティバルを目指して、「豊岡演劇祭2022」平田オリザが所信表明

  • ステージナタリー
  • 更新日:2022/06/23

「豊岡演劇祭2022」の記者会見が、本日6月23日に兵庫・豊岡市役所で実施された。

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左から「豊岡演劇祭」フェスティバルディレクターの平田オリザ、実行委員会の高宮浩之会長。

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「豊岡演劇祭」は、平田オリザがフェスティバルディレクターを務める演劇祭。兵庫県豊岡市、養父市、香美町を舞台にした「豊岡演劇祭2022」では、平田が選定したディレクターズプログラム9演目、フェスティバルプロデュースによる8演目が上演されるほか、約60団体が参加するフリンジ企画などが実施される。

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本日行われた記者会見には平田のほか、「豊岡演劇祭」実行委員会の高宮浩之会長らが出席。高宮会長は「昨年の『豊岡演劇祭2021』は、新型コロナウイルスの影響により、残念ながら中止となってしまいました。我々の生活が落ち着く兆しを見せ始めたことを受け、今年はなんとか開催できそうだということで『ここから、はじまる。』というスローガンを設定しました」と説明した。

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平田セレクトによるディレクターズプログラムにラインナップされたのは、山海塾「降りくるもののなかで―とばり」、Platz 市民演劇プロジェクト「新・豊岡かよっ!」、ヌトミック「ぼんやりブルース 2022」、劇団あはひ「光環(コロナ)」、カミーユ・パンザ / エルザッツ「思い出せない夢のいくつか」、岩下徹×梅津和時即興セッション「みみをすます(谷川俊太郎同名詩より)」、ノイマルクト劇場+市原佐都子/Q「Madama Butterfly」、青年団「日本文学盛衰史」「銀河鉄道の夜」。演目の選定理由について問われた平田は「挑戦的な言い方をしますが」と前置きし、「コンセプトは特にありません。というのも、日本における多くのアートフェスティバルはコンセプトを優先しすぎているため、お客様へのサービスをおろそかにしているはないかという思いがあったからです。今回はお客様を第一に考え、このプログラムならバランス良く観ていただけるのでは、という演目をピックアップしました」と明かした。

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平田も「ここから、はじまる。」というスローガンに言及し、「『豊岡演劇祭2022』の会場となる城崎国際アートセンターには、東南アジアから多くのアーティストが訪れます。『豊岡演劇祭』もアジアから選ばれ、アジアのアーティストから憧れられるような、“ここから、はじまる。”演劇祭にしていきたいと考えています」と目標を掲げた。

また、「豊岡演劇祭2022」の集客目標がのべ1万人であることに触れ、「3割が地元住民の方、4割が関西圏の演劇ファン、残りの3割が全国から来る演劇ファン、という内訳になるのではと予想しています。特に東京の小劇場系は近年関西公演を実施することが減っているので、東京へ行かなくても旬の演劇が観られるのは、とても大きなこと。一方で東京から来る人には『一度城崎温泉へ来てみたかったが、これまできっかけがなかった』という方が多いので、『豊岡演劇祭』を契機に豊岡のファンになってもらい、都会型演劇祭とは一味違った楽しみ方をしていただければと思います」と展望を述べた。

「豊岡演劇祭2022」の会期は9月15日から25日まで。

「豊岡演劇祭2022」

2022年9月15日(木)~25日(日)
兵庫県 豊岡市、養父市、香美町

ディレクターズプログラム

山海塾「降りくるもののなかで―とばり」

2022年9月17日(土)
兵庫県 豊岡市民会館

振付・演出・デザイン:天児牛大

Platz 市民演劇プロジェクト「新・豊岡かよっ!」

2022年9月18日(日)・19日(月・祝)
兵庫県 豊岡市民プラザ

作・演出:内藤裕敬

ヌトミック「ぼんやりブルース 2022」

2022年9月18日(日)・19日(月・祝)
兵庫県 芸術文化観光専門職大学 静思堂シアター

構成・演出・音楽:額田大志

劇団あはひ「光環(コロナ)」

2022年9月23日(金・祝)~25日(日)

作・演出:大塚健太郎

カミーユ・パンザ / エルザッツ「思い出せない夢のいくつか」

2022年9月15日(木)~17日(土)
兵庫県 城崎国際アートセンター

作:平田オリザ
翻訳:ローズマリー・マキノ=ファイヨール
演出:カミーユ・パンザ

岩下徹×梅津和時 即興セッション「みみをすます(谷川俊太郎同名詩より)」

2022年9月15日(木)
兵庫県 出石永楽館

2022年9月17日(土)
兵庫県 但馬國總社 氣多神社

2022年9月20日(火)
兵庫県 大生部兵主神社

2022年9月22日(木)
兵庫県 但馬漁業協同組合 竹野支所

2022年9月24日(土)
兵庫県 やぶ市民交流広場 小路・芝生広場

出演:岩下徹、梅津和時

ノイマルクト劇場+市原佐都子 / Q「Madama Butterfly」

2022年9月22日(木)~24日(土)
兵庫県 城崎国際アートセンター

作・演出:市原佐都子

青年団「日本文学盛衰史」

2022年9月17日(土)
兵庫県 やぶ市民交流広場

2022年9月24日(土)・25日(日)
兵庫県 豊岡市民会館

原作:高橋源一郎
作・演出:平田オリザ

青年団「銀河鉄道の夜」

2022年9月25日(日)
兵庫県 香住区中央公民館

原作:宮沢賢治
作・演出:平田オリザ

まちづくりと連動した取り組み 文化資源×演劇

烏丸ストロークロック「但東さいさい」

作・演出・構成:柳沼昭徳

小菅紘史×中川裕貴「山月記」

原作:中島敦「山月記」
出演:小菅紘史
演奏:中川裕貴

温泉街×演劇

よるよむきのさき お食事×文学×リーディング

観光列車×演劇

城崎発演劇列車 JR西日本観光列車「うみやまむすび」×スイッチ総研

フリンジ

Selection

Showcase

Street

マーケット

フェスティバルナイトマーケット

海町マーケット×豊岡演劇祭

イロドリマーケット×豊岡演劇祭

連携事業

「演劇人コンクール」

「SCOTサマー・シーズン」

「KYOTO EXPERIMENT」

ON-PAM「Next Producers Meeting」

コウノトリ但馬空港⇔鹿児島空港 チャーター便運航

「但馬國出石観光協会 もっと出石を楽しもう!出石皿そば巡り×豊岡演劇祭2022」

ほか

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