月収400万超えのクロちゃんが築60年のボロアパートを絶対引っ越さない理由

月収400万超えのクロちゃんが築60年のボロアパートを絶対引っ越さない理由

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  • 更新日:2021/01/15
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クロちゃん/1976年12月10日生まれ。広島県出身。2001年4月に団長安田、HIROと「安田大サーカス」を結成。スキンヘッド、強面には似合わないソプラノボイスが特徴(撮影/写真部・小黒冴夏)

安田大サーカスのクロちゃんが、気になるトピックについて“真実”のみを語る連載「死ぬ前に話しておきたい恋の話」。今回のテーマは「引っ越し」。バラエティ番組ではもうお馴染みとなったクロちゃんが住むアパートは、築60年を超える古い物件。しかも、住み始めてもう15年が経つという。ある番組で昨年11月の月収が400万を超えたと暴露していたクロちゃんだが、なぜいまだに引っ越すことなく、同じ部屋に住み続けているのか。どうやら、クロちゃんは「引っ越し」に対して強いトラウマがあるようだ。

【写真】もうすっかりお馴染みとなったクロちゃんのアパートの部屋

*  *  *

2021年の連載第1回目のテーマは「引っ越し」。春の新生活に向けて、今月ぐらいから、ぼちぼち家探しを開始する人も多いんじゃないかな。

実は、ボクは引っ越しが大嫌い。

この世で一番嫌いなものが引っ越しといっても過言ではないかもしれないね。

マンションやアパートの更新時期が来るたびに引っ越しを繰り返す人がたまにいるけど、あんなものに労力をかけるなんて……ボクからしてみると信じられない。

ボクは、今の家に住んでもう15年になる。築60年を超える古いアパートだけど、今のところ引っ越すつもりなんて、まったくないし、このアパートが存在する限り、ずっとここに住んでいたいとも思っている。

引っ越しって、なんで、あんなに面倒くさいし、ストレスなんだろう。

今、住んでいる家は、上京してから2軒目なんだけど、最初に住んだ家から今のアパートに引っ越しする時は、本当につらかった。団長にめちゃくちゃ怒られたし…きっと、この体験がトラウマになっているんだと思う。

ちなみに、上京してから最初に住んだのは、ボクが所属している松竹芸能が借りているマンションだった。住み始めた当初は、団長やHIROくんも一緒に住んでいたけど、2人はすぐに別の家を見つけて出ていった。だから、ボクはずっとこのマンションに住むつもりでいたんだ。家賃も会社持ちでタダだったし、団長やHIROくんっていう邪魔者もいなくなったわけだしね。

なのに、ある日、団長から「マンションを出ろ!」って、突然言われたんだ。

どうやら、そのマンションは、あくまで一時的な住まいのためであって、次に入ってくる後輩芸人たちに譲らないといけなかったみたい。

引っ越すのがすっごい嫌だったんだけど、団長の「圧」がとにかくすごかったから、不動産屋を紹介してもらって渋々部屋探しを始めた。

ネタ合わせを頻繁にさせられるのが嫌だったから、団長やHIROくんとできるだけ離れた場所に住みたかったのに「ネタ合わせがしにくいから近くに住め!」って言われて、選択に全然自由がなかったのを覚えている。

今のアパートを最初に見た時は「こんなボロボロの家に住むの?」って、愕然とした。4階建てなのにエレベーターもないし、「なんだここ…」って。

アパートに行くまでの道のりはすごい雰囲気が良かったんだ。高級住宅街だし、静かだし。「こんな場所に住めるなら良いなー」って思っていたのに、角を曲がった瞬間、急に古い建物が出てきて、「え?」ってなった。

話を聞いてみると、昭和30年代にできたらしく、当時ですでに築50年を超えていた。

正直「絶対断ろう」と思った。

でも室内を見てみたら、ちゃんとリフォームしてあって、すごくキレイでびっくり。トイレもユニットバスだったけど広いし、部屋も二つあるし、よくよく考えると家賃も破格の値段だった。

結局、女の子を好きになる感覚と同じで、ギャップにやられちゃって、ここに住むことに決めた。

●こんなストレスは2度と味わいたくない

住む場所は決まったけど、ここからが大変だった。

ボクは、引っ越しの経験なんて、ほとんどなかったから、準備らしきことをまったくやってなかったんだよね。トラックの用意だってしてないし、ダンボールに荷物を詰める作業もほとんどやってなかった。さらに、不動産屋さんにもらった新居の住所が書いてある用紙もどっかに失くしちゃってた。

そんなボクを見かねて団長がついに激怒。

結局、松竹芸能が借りているマンションを出なきゃいけない日の前日の夜遅くに、団長やHIROくん達が引っ越しを手伝ってくれることになった。

ほんとうにズボラなんだよね、ボクは。みんながいなかったら、絶対引っ越しできていない(笑)。

HIROくんが借りてきてくれたトラックに荷物を積み終えて、新居に移動する時も、住所が書いている用紙を失くしちゃっているもんだから、場所がいまいち分からない。一度内見の時に行っているから、だいたいの位置は分かるんだけど、全然着かない。夜遅いから、不動産屋さんにも電話ができないし、同じ道をぐるぐる周り続けて、「お前、場所どこやねん!」って、団長は呆れてた。

荷物の搬入作業の時も、ボクは全然重たいものとか持てないし、例え持てたとしても、すぐに手を離すクセがあるから、「危ない危ない!何してんねん!」って怒鳴られるし、最終的に「もうお前は搬入は手伝わなくていいから、室内で片づけしとけ!」って言われる始末。

仕方ないから部屋の片づけでもしようと思ったんだけど、家具をどこに配置するかもまだ決めていないし、それだったら特に今やることがないなって思って、ぼーと窓から景色を眺めていたら「お前、何もやってへんやんけ!!」って、また怒られた。

数時間かかって、団長に怒られまくって、なんとか引っ越し作業は終了。

なんで、こんなに面倒くさいのに、みんな引っ越しとかするの? 理解できない。

家具をどこに置こうかなとか、考えたりすることが好きな人には楽しいのかな。ボクは、そんなのどうでもいいし、全部手の届く範囲でいいじゃんって思っちゃう。不動産屋にいったり、契約書を書くのも、しんどいし、そんな労力を使うなら、他のところに使いたい。

だから、ボクは、今のアパートからは絶対出ないと思う。

どんな環境であっても、「住めば都」。

もし、ボクが引っ越すタイミングが来るとしたら、たぶん結婚の時だね。奥さんがタワマンに住みたいって言うんだったら、それは合わせるよー。

でも、お願いだから、引っ越しの細かい準備は全部やってほしい。

もう、あんなストレスは二度と味わいたくないから…。

(構成/AERA dot.編集部・岡本直也)

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