
珠洲地震から3週間が経ちました。これまでボランティアは奥能登2市2町の住民などに限られていましたが、26日からその制限が解除され、県内各地から集まったボランティア20人が初めて珠洲へ向かいました。
26日午前7時。県庁に集まったのは…。
ボランティア:
「何か能登のために役に立てることができたらと思って応募した」
「あのあたりは高齢の方が多いので少しでも寄り添えればと思う」
県内全域から集まったボランティアです。災害ボランティアは、これまで地震が相次いだことから奥能登2市2町の住民などに限られていました。しかし、26日から制限が解除され20人が県庁を出発して珠洲に向かいました。
バスはおよそ2時間半かけて、珠洲市三崎町の住宅に到着。
家主:
「二次災害、ケガがないように。すみませんけど、どうか助けてください」
ボランティアが目の当たりにしたのは、地震から3週間たっても手つかずのタンスやソファなど。
ボランティア:
「想像していたより酷い。びっくりした。少しでも被害に遭った方が助かるように手助けする」
65歳以上の高齢者が5割を超える珠洲市。人手が足りず、家の片付けが手つかずという住宅もあるそうです。
住民:
「どうしようもなく唖然としてたところに救いの手が伸びてきたということで本当に助かっている。正直現時点では思いっきり頼りたい。助けてほしいというのが今の心境」
災害ボランティアは5月いっぱい行われますが、今後依頼が増えた場合は期間を延長する可能性もあるということです。