
インターネット上にスキャンダル記事が掲載された不動産会社の社長から現金1000万円を脅し取った罪に問われた男性2人について、東京地裁は無罪判決を言い渡しました。
松浦正親被告:「やっぱり無罪なんだ、司法ってちゃんとしているんだ、ちゃんと見てくれているんだなと思いました。よく分からないことには首を突っ込まないようにしようかなと。本当に今後、気を付けていきたいと思う。ありがとうございました」
会社役員の松浦正親被告(48)と山田浩貴被告(50)は2018年10月、不動産会社の男性社長(50代)の女性スキャンダルの記事を巡って現金1000万円を脅し取った罪に問われ、2人とも「脅した事実はない」として無罪を主張していました。
判決で、東京地裁は「被告らは男性社長から記事を消してほしいと依頼され、断り切れずに1000万円を受け取ったと認められる」「恐喝行為について十分な立証がなされていない」として2人に無罪判決を言い渡しました。
松浦正親被告:「(Q.1000万円を脅し取ろうとしたことは全くなかった?)1ミリもないですよ。本当にそこは。そもそもお金くれとも言っていないし」
検察側は男性社長の女性スキャンダルについて、松浦被告らが「この問題は根が深い、女性ネタは1つや2つではない。人が消える話」などと脅して1000万円を受け取ったと主張し、懲役2年を求刑していました。