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2021年の夏休み、旅行どうする?国内旅行人数は5.3%増とJTB推計

2021年の夏休み、旅行どうする?国内旅行人数は5.3%増とJTB推計

  • ツギノジダイ
  • 更新日:2021/07/22
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2019年に撮影した小笠原諸島

2021年の夏休みの旅行は多くの人はどうするのでしょうか?JTBは、1泊以上する国内旅行人数を4000万人と2020年比で5.3%増、国内旅行平均費用は3万3000円で3.1%増を見込む旅行動向を発表しました。ただし、コロナ禍の前である2019年と比べると、44.8%減で、本格的な需要回復はまだ先となりそうです。

JTBが公表した2021年夏休み旅行動向の推計

1969年から夏休みの旅行動向について公表しているJTBが2021年7月20日~8月31日に、1泊以上の旅行に出かける人の推計値を公表しました。旅行動向アンケート、経済指標、業界動向や予約状況などをもとにしたと説明しています。

くわしい推計値は次の通りです。(▲はマイナス)

JTBの宿泊・国内企画商品の予約状況をみると、地域により差があるものの、東京を除いたGoToトラベルキャンペーンが実施されていた2020年より5%ほど増えたものの、2019年よりは65%減っているといいます。

2021年と2020年の夏休みの違い

2021年と2020年の夏休みの状況の違いとして、JTBは次のようにまとめています。

昨年は最初の緊急事態宣言が明け、6月末から県をまたぐ移動も再開されたものの、新型コロナへの警戒感が強く、初の感染再拡大への不安も重なり行動を自粛する様子がしばらくの間みられました。

また、学校が休校となった影響で夏休み期間中に補講を実施した学校も多く、旅行の計画をたてにくい状況でした。

一方で、7月22日から実施された観光支援策「GoToトラベルキャンペーン」の影響は大きかったものの、9月末まで東京都内の発着は対象外となり、夏休み期間の当キャンペーン利用人泊数は東京が加わった10月以降に比べると限定的と考えられています(観光庁データによる)。

今年は、東京都と沖縄県に緊急事態宣言が発出されていますが、JR各社や航空会社の利用実績から大幅な減少は足元では生じていないようです。

また、今年はGoToトラベルキャンペーンに代わる県民割などの「地域観光事業支援」を35県(7月17日時点)にて実施しています。感染拡大が抑えられている地域を中心に、地域内旅行が活性化していると考えられます。

意識調査では、旅行者の意識は、当初は「新型コロナが終息したら旅行を再開したい」と考える割合が高く、過去のパンデミックのように短期終息への期待があったものの、コロナ禍が長引くにつれて、安心安全に配慮しながら旅行を再開したいという傾向に移りました。

以上を勘案すると、今夏の国内旅行者数は、一部地域においては抑制がかかるものの、昨夏を上回ることが予測されますが、大きく回復に転じているわけではないということがいえるでしょう。

JTBのニュースリリース

アンケートをもとにした旅行日数や人数

このほか、JTBは、2021年夏の旅行トレンドを探るため、インターネットでアンケートを実施しました。調査方法は次の通りです。

調査実施期間: 2021年7月5日~9日

調査対象: 全国15歳以上79歳までの男女

サンプル数: 事前調査1万人。事前調査で「夏休みに旅行に行く/たぶん行く」と回答した1030人に対し本調査を実施

ここからは、アンケートの本調査の結果をもとに、旅行動向を紹介します。

旅行日数

「1泊」が41.9%と最も多く、次いで「2泊(29.6%)」「3泊(15.3%)」となっています。3泊までの旅行が全体の86.8%を占めており、コロナ禍前の2019年より2.5ポイント上昇しました。

旅行人数

「夫婦のみ」が最も多く、次に「子ども連れ(中学生まで)の家族旅行」が多くなっています。このほか、「ひとり」も2019年よりも6.9ポイント増えていました。

旅行目的や動機

旅行目的は2019年の傾向と同じように、「帰省、離れて住む家族と過ごす」が最も多く、次いで「温泉でゆっくりする」「自然や風景を楽しむ」と続いています。

ほかには「ハイキング、登山、キャンプ等」は2019年と比較して3.9ポイント上昇しています。

旅行先

居住地別の旅行先から、マイカーなど使って気軽に行ける近場の傾向が見え、引き続き全国的に旅行先と居住地が同じ域内旅行の割合が高くなっています。

JTBの宿泊・国内企画商品の方面別の予約状況では、比較的感染の落ち着いていて県民割などの「地域観光事業支援」策がある九州(55%増)や新潟佐渡(50%増)、伊勢志摩(35%増)、南紀(30%増)が好調です。

旅行費用

一人あたりの旅行費用は「1万円~2万円未満」が最も多く、「2万円~3万円未満」「1万円未満」と続き、3万円未満が全体の6割を占めています。

交通機関

「乗用車・レンタカー」が最も多く、次いで「JR新幹線」「JR在来線・私鉄」となっています。2019年と比べ、公共交通機関より乗用車・レンタカーを利用する傾向がみられました。

感染症を予防しながら過ごせる「安近短」が人気

今年の夏休みに出かける場所として、気になっているところを聞きました。その結果、最も多かった答えは、「自然が楽しめる場所(国立公園や花畑など、景色を楽しむ)」、「自然が楽しめる場所(登山や海水浴など、体験を楽しむ)」と、自然が楽しめる場所が高い人気となりました。

こうしたアンケートの結果から、2021年夏も、感染予防しやすい車での移動で「安近短」の旅行が主流となりそうです。

杉本崇

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