錦織、完全復活へ第一歩...383日ぶり1勝「勝つことが自信になる」

錦織、完全復活へ第一歩...383日ぶり1勝「勝つことが自信になる」

  • スポニチアネックス
  • 更新日:2020/09/16

◇テニス イタリア国際第1日 男子シングルス1回戦(2020年9月14日 ローマ)

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イタリア国際1回戦でアルベルト・ラモスと対戦し、勝利した錦織圭(AP)

錦織が383日ぶりに勝った。男子シングルス1回戦で世界ランキング35位の錦織圭(30=日清食品)が44位のアルベルト・ラモス(32=スペイン)にストレート勝ち。右肘手術と新型コロナウイルス感染を経た復帰2戦目で、昨年8月の全米オープン以来の白星を挙げ、完全復活に一歩踏み出した。また、女子ダブルス1回戦では日比野菜緒(25=ブラス)二宮真琴(26=エディオン)組がイタリアペアに勝ち、2回戦に進出した。

バックハンドで放った返球が、ネット上部に当たって相手のコートに落ちた。第2セットのタイブレーク。6度目のマッチポイントでようやくつかんだ勝利。無観客のコートで静かに味わった383日ぶりの感触に、錦織は喜びよりも「ホッとしたところが大きかった」と息をついた。

昨年8月28日の全米オープン2回戦でクラーン(米国)を破って以来の白星だ。ジェネラリ・オープン(オーストリア)1回戦で新鋭ケツマノビッチ(セルビア)に逆転負けを喫した8日の復帰初戦に比べ「格段と全体的に良くなった。2倍くらい良かったと言えるんじゃないか」と手応えを口にした。

相手のラモスはツアー2勝をいずれもクレーコートで記録していたが、錦織も2勝。球足が遅く、ラリー戦が多くなる赤土に「リズムがつかみやすく、自分のテニスを戻す近道になる」と好印象を持っており、2年前に右手首故障からの復活を印象付けた舞台も赤土だった。ラリー戦で競り勝ち「積極性」を意識したネットプレーも効果的だった。

同じ所属の大坂なおみが全米オープンで2度目の優勝。「メンタルが強い。精神力もコントロールでき、いろんな感情に打ち勝って優勝するというのは普通の人にはない感覚。凄いなと単純に思う」。完全復活に向け、これ以上の刺激はなかった。

「数カ月間プレーができず、リズムや感覚を失った。まだ納得のいくテニスはできていないが、その中でも勝つことが自信になる」。27日開幕の全仏まで、あとわずか。試合を重ねて勝利を積み上げ、失われた時間を取り戻していく。

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