準備運動からケアまで「全部、僕が見ています」元鷹の守護神・馬原孝浩氏、独立Lで新たな指導者像

準備運動からケアまで「全部、僕が見ています」元鷹の守護神・馬原孝浩氏、独立Lで新たな指導者像

  • 西日本スポーツ
  • 更新日:2021/02/23
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かつて福岡ソフトバンクの守護神として活躍した馬原孝浩氏(39)が今年からリーグ戦がスタートする独立リーグの新球団「火の国サラマンダーズ」のピッチングゼネラルマネジャー(投手GM)として本格的に動きだしている。オリックスとチーム初のオープン戦を行った21日には投手コーチとしてベンチ入りした。新たな野球人生の第一歩を踏み出した、その覚悟と抱負を聞いた。 (喜瀬雅則)

6シーズンぶりの“現場復帰”は古巣・オリックス2軍との一戦。試合前にはかつてのチームメートらと再会して「うれしかったですね。立場を忘れて純粋に昔を思い出しました」。新たなる任務を背負い、馬原氏がグラウンドに帰ってきた。

熊本を本拠とする「火の国サラマンダーズ」で「投手GM」という新ポジションに就任したのは「故郷熊本への恩返しをしたい」という思いからだ。2015年のオリックスを最後に現役引退した後は専門学校に通い、柔道整復師、はり師、きゅう師の国家資格を取得。福岡を拠点にソフトバンクの後輩たちの自主トレに同行するなど活動の幅を広げてきたが、独立リーグでも新たな役目を担っている。

プロ12年間で通算182セーブ、47ホールドをマークした右腕は、度重なる故障禍を乗り越えてきた。その経験値に精緻な理論を上乗せし、アップからトレーニングのメニュー、コンディショニング、練習後のケアまで「全部、僕が見ています。そういうスタイルの人って、今までいなかったでしょうね」

オリックス戦は投手コーチとして7投手をマウンドに送ったが、計8四球を許すなどして0-6の完敗。「力の差が開き切っているのではない。うちの選手はむちゃくちゃ隙をつくっていた。1球、ワンプレーの重み、そういうところなんです」と指摘する。そんな中で23歳の左腕、石森大誠は152キロの剛球を披露し1イニング3奪三振。大半がナックルという右腕の佐野太河も2回1失点と今後が楽しみな逸材も多い。

「次の世代をNPBに輩出するという、その使命感を持ってやっています。能力を最大限発揮させて育てていきたい」

逸材の発掘からその育成、指導と、野球選手をつくり上げていくための全プロセスを担うという新たなる重責。その“未来の成果”が、待ち遠しくなってきた。

火の国サラマンダーズが所属するプロ野球独立リーグ「九州アジアプロ野球リーグ」は、大分を本拠地とする大分B-リングスと2球団で構成。3月20日開幕予定で、火の国サラマンダーズが球団ホームページで発表した公式戦のスケジュールによると9月までの計60試合が組まれている。大分以外にもソフトバンク3軍と4試合、琉球ブルーオーシャンズ、四国アイランドリーグplusの4球団との交流戦が組まれている。また細川亨氏が監督、選手兼任コーチにも吉村裕基が就任。元ソフトバンク勢が次世代の選手育成に力を注いでいる。

西日本スポーツ

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