ハンガリーの海外渡航情報! PCR検査は? ビザは必要?ハンガリー旅行の際に知っておきたいことまとめ(2023年5月26日更新)

ハンガリーの海外渡航情報! PCR検査は? ビザは必要?ハンガリー旅行の際に知っておきたいことまとめ(2023年5月26日更新)

  • るるぶ&more.
  • 更新日:2023/05/26

ハンガリー旅行 出入国条件事前準備チェックリスト

No image

日本入国時の水際措置の終了

2023年5月8日から、新型コロナウイルス感染症に係る水際措置が終了となりました。

これまでの水際措置として、有効なワクチンの3回接種証明書または出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書のいずれかの提出が必要でしたが、今後は不要となります。5月8日以降は、新たな感染症の流入を平時においても監視するための「感染症ゲノムサーベイランス(※詳細は以下)」が開始されます。
※主要5空港(成田、羽田、中部、関空、福岡)において、発熱・咳などの有症状者に対し、任意でゲノム解析を実施。ただし、この解析において陽性となったとしても、隔離措置や公共交通機関の使用制限などはなし。
◎今後の水際措置について(外務省)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2023C022.html

日本出国前に準備しておくこと

日本出国前のPCR検査は不要です。

●Visit Japan Webサービスの情報登録【任意】
日本入国・帰国手続きに必要な「税関申告」をWeb上で行うことができるサービス。日本出国前にメールアドレスでアカウントを作成し、同伴する家族などの利用者情報や、入国・帰国のスケジュールを登録しておくと、帰国時の手続きがスムーズ。
◎Visit Japan Web(デジタル庁)
https://vjw-lp.digital.go.jp/

ハンガリー入国に必要なもの

2023年5月26日現在、ハンガリー入国時にワクチン接種証明やPCR検査の陰性証明書を提出する必要はなく、入国後のPCR検査や待期期間もありません。
●パスポート
残存有効期間は入国日基準で90日以上必要です。また、ビザは観光目的で、シェンゲン協定加盟国での滞在日数の合計(過去180日に遡る)が90日以内であれば不要です。

●航空券・ホテルの手配
●ETIASの取得【2023年11月から導入予定】
ETIAS(エティアス)とは一般的な観光や乗り継ぎのためにEU諸国に入国する際に、事前に申請することでビザを取得することなく入国できる制度。シェンゲン協定国であるヨーロッパの一部の国(イタリア、スペイン、フランス、ドイツ、オーストリア、チェコ、ハンガリー、フィンランド、オランダなど27カ国)に入国する際に必要な渡航情報認証制度のことです。直近180日のうち、合計90日以内の滞在が認められます。2023年11月から導入が予定されており、取得をしていないと飛行機や船舶などに搭乗できないことも。取得はオンラインで行い、クレジットカードで支払いとなる予定(料金は€7で、18歳以下と70歳以上は無料)。
◎ETIAS公式サイト
https://travel-europe.europa.eu/etias_en
●海外旅行保険加入 【推奨】
海外で新型コロナウイルスに罹患した場合、原則的に医療費や追加滞在日の宿泊費は自己負担になります。新型コロナウイルスの罹患を保険の補償対象としている海外旅行保険に入っておくと安心です。クレジットカードによっては海外旅行保険が付帯するものもありますが、渡航の決済を該当のカードでするなどの条件がついていることもあるので注意しましょう。また、帰国後に医療費を請求するために、現地での病院で診断書や領収書をもらっておきましょう。

日本帰国時に必要なもの

●パスポート

●税関申告の登録(Visit Japan Webから) 【任意】
空港内の税関検査場にある電子申告端末を操作するときに必要。Visit Japan Webの「日本入国・帰国の手続き画面」の「携帯品・別送品申告」をタップして手続きを済ませると、「携帯品・別送品申告書」の情報を含んだ二次元コードが発行されます。二次元コードを未発行の場合は申告書を書いて税関カウンターへ進みましょう。

ハンガリー 渡航情報

入国の流れ

・入国審査
案内に従って「Immigration(入国審査)」へ。入国審査ではパスポートと必要事項を記入済の入国カードを提出します。顔写真撮影と指紋の採取をして完了です。
・荷物の受け取り
入国審査後は、搭乗した便名が出ているターンテーブルで、預けた荷物を受け取りましょう。荷物が出てこなかったり破損していたりした場合には、荷物を預けたときに渡された荷物引換証(クレームタグ)を持って専用窓口に申告します。

・税関
外国人税関カウンターへ進みます。所持品が免税範囲内なら申告なしNothing to Declareの緑色ランプのゲートへ、免税範囲を超えている場合は、申告ありGoods to Declareの赤色ランプのゲートへ向かい、所定の金額を払います。

・到着ロビー
到着ロビーには両替所や観光案内所があります。
・ハンガリー入国時の制限
<主な免税範囲>
◎酒類…度数22%を超える酒類1ℓまたは22%を超えない酒類2ℓとワイン4ℓとビール16ℓ。
◎その他の物品…香水、電気製品、コーヒー等の合計€430まで(15歳未満は€150まで)
<主な持ち込み禁止、制限品>
◎偽造品
◎薬物(医薬品は条件により持ち込み可)
◎ワシントン条約で保護されている動植物
※特定の肉、魚介などの食品にも制限があり、検疫が必要です。また少量であっても税関職員の判断で持込めないことがあります。

出国の流れ

・チェックイン
出発の2時間前までに空港に到着しておきましょう。利用航空会社のカウンターでパスポートと航空券を提示し、荷物を預け、搭乗券と荷物引換証(クレームタグ)を受け取ります。
・税関
特に申告は不要です。税金の払い戻しを申請する品物を手荷物として機内に持込む場合は出国審査後の税関で確認印を押してもらいましょう。
・セキュリティチェック
機内持込み手荷物の検査とボディチェックを受けます。
・出国審査
出国ゲートへ進み、出国審査を受けます。パスポート、搭乗券を提示します。
・免税品引き換え
市内の免税店で免税品を購入した場合には、免税品引き換えカウンターで品物を受け取ります。
・搭乗ゲートへ
搭乗時間に余裕をもってゲートに向かいましょう。搭乗時にパスポートの提示を求められることもあります。

免税手続きについて

付加価値税の払い戻し
ハンガリーでは商品やサービスに付加価値税が含まれます。EU圏以外の旅行者がTAX FREE加盟店で、一定額以上の買い物をした場合、申請が可能です。

申請方法
①お店で
商品購入時にパスポートを提示し、免税書類(タックスリファンド専用レシート)を受け取ります。
②空港の税関申告デスクで
免税書類に確認印を押してもらいます。機内預け荷物に入れる場合はチェックイン後に荷物を持って税関へ。書類の他、パスポート、航空券、未使用の購入品、レシート原本(クレジットカードの控えは不可)が必要です。

払い戻し
現地の専用カウンターでは現金(現地通貨)で受け取り可能。クレジットカードへの払い戻しの場合は、店でもらった封筒に書類を入れ、税関脇にあるポストに投函。帰国後は、空港の専用ポストに投函か、日本の事務所への郵送となります。

日本帰国時の注意

<主な免税範囲>
◎酒類:3本 1本760㎖のもの。20歳未満の免税はなし。
◎たばこ類:紙巻たばこ200本、または葉巻たばこ50本。加熱式たばこのみの場合、個装等10個(「アイコス」のみ、または「グロー」のみの場合は200本、「プルームテック」は50個まで)2種類以上の場合は総量が250gを超えないこと。
◎香水:2オンス 1オンスは約28㎖。オーデコロン、オードトワレは含まない。
◎その他:1品目ごとの海外市価の合計額が1万円以下のもの全量(海外市価の合計額20万円までが免税)。
<輸入禁止>
◎麻薬、大麻、覚醒剤、鉄砲弾およびけん銃部品、爆発物や火薬、貨幣・紙幣または有価証券の偽造・変造・模造品、わいせつ物、偽ブランド品など。
<輸入規制>
◎ワシントン条約に該当する物品。対象物を原料とした漢方薬、毛皮・敷物などの加工品も同様。ワニ、ヘビなどの皮革製品、象牙、剥製、ラン、サボテンなどは特に注意。
<動植物>
◎果実、切花、野菜、ソーセージといった肉類などは検疫が必要になる。乳製品も制限あり。
<医薬品・化粧品など>
◎個人が自ら使用するものでも数量制限がある。軟膏や点眼薬などの外用剤や化粧品は標準サイズで1品目24個以内。

ハンガリー旅行で気を付けたい、新しい旅のチェックポイントは?>>>次ページへ!>>>

ハンガリー 新しい旅のチェックポイント

出発前に知っておきたいことをまとめて発信! コロナ後のハンガリーの状況をQ&A式でしっかり確認して渡航前のモヤモヤを解決しよう。
Q.ワクチンを打っていないけど渡航できる?

A.できる
ワクチンを打っていなくても、ハンガリー入国後に陰性証明書の提出義務や隔離はありません。
Q.観光目的でも査証(ビザ)は必要?
A.最新情報の確認が必要
滞在日数の合計が直近180日のうち合計90日以内であれば、ビザは不要。2023年11月から事前渡航情報認証制度「ETIAS(エティアス)」の運用を開始予定なので注意が必要です。
Q.マスクは必要?
A.一部の医療施設を除き、マスク着用義務はない。
Q.陽性になったら?
A.最低5日間の自己隔離が必要。
症状がなくなるまで最低5日間は自己隔離。PCR検査は医療機関、空港でも行っています。

ハンガリー旅行の基本情報

時差

日本との時差は8時間。現地の正午は日本では同日の20時。3月最終日曜〜10月最終土曜はサマータイムとなり、時差は7時間になります。

通貨

通貨単位はフォリント(Ft)。フォリント(Ft)1Ft≒0.40円(2023年5月26日現在)
補助通貨はありません。紙幣、硬貨ともに6種類です。

言語

公用語はハンガリー(マジャル)語。西エリアではドイツ語も通じるが、東エリアはほぼハンガリー語のみです。主要観光都市では英語も通じます。

チップ

観光客の増加に伴い一般化しています。ベッドメイキングやポーターには€1、レストランやタクシーでは総額の10%ほどが相場になっています。

両替

日本円から現地通貨へ両替可能です。両替所は空港や主要駅、ホテル、街なかなど。多言語対応型のATMが数多く設置されていて、CirrusやPLUSマークが付いた国際キャッシュカードやデビットカードなら現地通貨でも引きだせます。

ハンガリー旅行 電話&ネットのコト

ハンガリー国内通話

市内電話の場合、市外局番は不要。ハンガリーは携帯電話の普及で公衆電話の設置数は激減しています。

国際電話

日本からハンガリーへ
010(国際電話識別番号)→36(ハンガリーの国番号)→相手先の電話番号(最初の0を省く)
マイライン(2024年1月終了予定)に登録していない場合は、電話会社の識別番号(NTTコミュニケーションズ...0033、ソフトバンク...0061など)を最初につける
ハンガリーから日本へ
00(ハンガリー国際電話認識番号※)→81(日本の国番号)→市外局番(最初の0はトル)→相手先の電話番号
※国際電話アクセス番号は上記以外にも005、008、00365、00700などがある
※携帯電話へかける場合も、「080または090」の最初の「0」はとる

Wi-Fi事情

ホテルではWi-Fiの接続サービスがあり、ほとんどが無料で利用できます。チェクイン時にWi-FiのIDとパスワードを確認しましょう。街なかのカフェやファストフード店も無料で使えるところが多いです。接続IDとパスワードが必要な場合はスタッフに確認を。

ハンガリーの水事情や治安は?トラブルに遭ったらどうする?>>>次ページへ!>>>

ハンガリー旅行 知っておきたいエトセトラ

電圧

電圧は220V、周波数は50Hz。日本国内用の電化製品を現地で使う場合は、変圧器と差し込みプラグが必要になります。ノートPCなどアダプターを使用する製品なら変圧器は不要なことも。プラグの形はCタイプ、SEタイプ。丸型の2ピンタイプが一般的ですが、3ピンタイプもあります。電源のソケットは埋込み式です。

ビジネスアワー

みどころやレストラン、ショップは定休日のほかに、祝祭日は基本的に休業。日曜日が定休日の店が多いため、計画的に動きましょう。クリスマスや夏期のヴァカンスシーズン(7〜8月)、冬期で旅行者が少ない時期に長期休暇をとる店も多いです。博物館や美術館は月曜休館が多いので確認を。

飲料水

水道水は問題なく飲むことができます。ボトル入りのミネラルウォーターは、ガス入り、ガスなしがあるので、確認して購入しましょう。

トイレ

公衆トイレはほとんどが有料(100~200Ft)。無人のトイレはコインを投入するとドアが開きます。

ハンガリー旅行 トラブルに遭ったら

治安

ヨーロッパでも比較的安全といわれるハンガリーですが、それでも空港や中央駅では置き引きやひったくりによる被害が多く注意が必要。大都市の駅周辺はドラッグ中毒者や、外国人旅行者目当てのスリなどが集まる場所。常に周囲に目を配り、隙を見せない動作を心がけましょう。荷物を身体から離さない、後ろに背負うリュックなどは避ける、バッグの口をしっかり締めるなど自分の身は自分で守る注意が必要です。貴重品は滞在ホテルのセーフティボックスに預けるのが無難。夜間は用がない限り、駅周辺や大都市の繁華街を歩かない方が無難です。もちろん、夜間の女性のひとり歩きは避けたいところ。日本と同様、暴力バーまがいのバーにも要注意です。

紛失・盗難

パスポート
現地の警察に届け、盗難(紛失)届受理証明書を発行してもらいます。ホテル内での盗難、紛失の場合はホテルからも証明書を発行してもらいましょう。その後、現地の日本国大使館で失効手続きを行い、「帰国のための渡航書」の発給を申請。申請に必要な書類は紛失一般旅券等届書、渡航書発給申請書、警察等発行の盗難・紛失証明書、6カ月以内に発行された戸籍謄(抄)本、写真、帰りの航空券または航空券予約証明書、手数料です。発給は即日。必要書類などの詳細は各在日本大使館のサイトで確認をしてください。なお、「帰国のための渡航書」を利用して他国を周遊することは不可。周遊する場合は新規発給となります。
クレジットカード
不正使用を避けるため、まずはカード会社に連絡し、カードを無効にしてもらいましょう。クレジットカード番号、有効期限が必要となるので、メモ用紙などに書いて別の場所へ保管しておくのがおすすめ。その後、不正使用されたときの証明のため、警察に届け出て、盗難(紛失)届受理証明書を発行してしてもらい、カード会社に再度連絡を。

病気・けが

ホテルのフロントに連絡し、医師を紹介してもらうか、病状が悪ければ救急車を呼んでもらいます。医療費は海外旅行傷害保険に入っていれば請求できるので、診断書や領収書は忘れずにもらっておきましょう。ほとんどの保険会社で日本語アシスタントサービスを行っているので、保険加入の際に渡される保険ガイド冊子で連絡先を確かめておくことが大切です。

ホテル内の紛失・盗難

客室での紛失・盗難は自己責任で、ホテルの責任にはなりません。貴重品はセーフティボックスに預けるか、常に肌身離さず身につけておきましょう。海外旅行保険に加入していれば、帰国後に請求することができます。その際、盗難証明書の提出が必要なので、警察へは必ず届け出ましょう。

ハンガリー旅行 困ったらココ

日本国内

●査証・情報収集
◎駐日ハンガリー大使館
https://tokio.mfa.gov.hu/jpn
◎駐日ハンガリー観光室
http://www.hungarytabi.jp/
◎外務省領事局領事サービスセンター
https://www.anzen.mofa.go.jp/about_center/index.html

●主要空港
◎成田国際空港インフォメーション
https://www.narita-airport.jp/jp/inquiry
◎羽田空港(東京国際空港ターミナルインフォメーション)
https://tokyo-haneda.com/contact/
◎関西国際空港案内センター
https://www.kansai-airport.or.jp/contact
◎セントレアテレホンセンター(中部国際空港)
https://www.centrair.jp/help/contact/
◎福岡空港お問合せフォーム
https://www.fukuoka-airport.jp/contact/

ハンガリー

●緊急時・現地情報
◎警察
TEL:107
◎救急
TEL:104
◎在ハンガリー日本国大使館
TEL:06-1-398-3100
https://www.hu.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
●2023年5月26日時点の資料を基に執筆しています。内容は新型コロナウイルスの感染拡大状況等により変更となる場合がありますので、最新の情報はご自身で各所公式Webサイトにてご確認ください。
●本情報は、各所公式Webサイトの情報を中心に掲載していますが、新型コロナウイルスをめぐる各国の対応策は流動的ですので、本情報の内容から更に変更されている可能性もあります。これらの国への渡航を検討される際には、各国当局や各国在京大使館のWebサイトを参照するなど、最新の情報を十分に確認してください。

もっと知りたい! るるぶウィーン・プラハ・ブダペスト発売中

↓↓↓ハンガリーの観光情報をもっと知りたい方はこちら!↓↓↓
【最新版】『るるぶウィーン・プラハ・ブダペスト'24』

No image

るるぶ&more.編集部

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加