
窃盗グループが持っていた手書きの間取り図のメモ。現金の在りかなど、個人の家の情報をどうやって盗み取ったのでしょうか。
全国の「住宅での泥棒被害件数」は2004年以降、減り続けています。ただ、「一件あたりの被害額」は逆に増加中。これはなぜなのか…。
答えの1つとみられるのが手書きの間取り図です。愛知県警が窃盗グループから押収して先週、公開しました。
階段、トビラ、玄関といった経路や住人の構成なのか、犬2、男2、女2の文字もあり、リビングや物置きの位置も書かれ、その横には「金」とあります。
さらに、別のメモには「家族の生活パターン」も記されていました。
これでは「誰もいない時間帯」や「警戒すべき車」などが丸分かりです。
こうした情報をどうやって手に入れるのでしょうか。
愛知県警が公開した映像ではライトを消した車が止まると2人が降り、塀に上って住宅の中を確認しています。下見とみられ、他にも「設備の点検」を装ったりする可能性もあるといいます。
恐ろしいのはこうした情報の使い方です。窃盗グループから押収したスマートフォンには「情報屋」と「実行役」のやり取りが残っていたといいます。