テスラがフルセルフドライビング機能の最新版「FSDベータ9」を配布するも「駐車車両がある車線に突っ込む」などの挙動不具合が報告される

テスラがフルセルフドライビング機能の最新版「FSDベータ9」を配布するも「駐車車両がある車線に突っ込む」などの挙動不具合が報告される

  • GIGAZINE
  • 更新日:2021/07/21
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byChris Yarzab

2021年7月、テスラがフルセルフドライビング(FSD)機能の最新アップデートとなる「FSDベータ9」をベータテスター向けに配布しました。街路や交差点での自動運転を可能にするアップデートでしたが、一部ユーザーやアメリカの消費者向け情報誌「コンシューマー・レポート(CR)」は「依然として安全性に問題がある」と報告しています。

Tesla Full-Self Driving Software Alarms Safety Advocates - Consumer Reports

https://www.consumerreports.org/car-safety/tesla-full-self-driving-beta-software-lacks-safeguards-a6698414036/

FSDベータ9の不具合はTwitterやオンラインフォーラム上で多数報告されています。以下のムービーは渋滞している道路でFSDを利用した様子を撮影したもので、何の問題もなく道路上を走行したり交差点を曲がったりする様子が確認できます。

しかし、別のユーザーが撮影した動画では、自動運転中の車が道路中央にあるモノレールの支柱を認識せず、何度もぶつかりそうになっている様子が確認できます。

他にも、車線を変更しようと中央線を無理やり突っ切ろうとする場面や……

交差点を曲がった後、駐車車両がある車線に突っ込もうとする場面も

テスラが提供するFSDは、2020年10月に最初のベータ版が配布されて以降、数回のアップデートが施されてきました。しかし、今回配布されたFSDベータ9を含めて、真の意味で完全な自動運転は実現しておらず、依然として走行中は運転者の監視を必要とします。

CRはテスラがユーザーを利用して公道で新機能のベータテストを行っていることについて、「テスラのこのようなテストはArgo AIWaymoなど、私道や訓練を受けたドライバーでモニターを行う企業とは対照的だ」と懸念を表明。交通安全専門家も「道路を走るテスラ車以外のドライバーや歩行者が、同意せずに実験に参加していることに気づいていない状況だ」と述べました。

なお、テスラのFSDはこれまで1万ドル(約110万円)の買い切り形式だったものの、2021年7月に月額199ドル(約2万2000円)のサブスクリプション形式での提供がスタートしています。

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月額2万2000円がテスラのフルセルフドライビング機能を利用するには必要 - GIGAZINE

また、テスラ車でFSD機能を有効にするには、オートパイロット機能が標準搭載された車両を選ぶか、専用ハードウェアを1500ドル(約16万円)で購入する必要がありました。しかし、「以前のバージョンのように無料でアップグレードできる」と考えて車両を購入した一部ユーザーからの反発を受けて、専用ハードウェアのアップデート価格が1000ドル(約11万円)に値下げされています

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