ヤクルト・田口、粘りの3勝!規定投球回に到達、燕投ただ一人ローテ守る男が真骨頂

ヤクルト・田口、粘りの3勝!規定投球回に到達、燕投ただ一人ローテ守る男が真骨頂

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  • 更新日:2021/06/10

ヤクルトは9日、「日本生命セ・パ交流戦」のロッテ2回戦(ZOZOマリン)に5―3で競り勝った。先発した田口麗斗投手(25)が6回⅔を投げて10安打を浴びながら3失点(自責点2)と粘り3勝目(4敗)。チームでただ一人開幕からローテーションを死守している左腕が持ち味を発揮し、規定投球回にも到達した。前回登板からブルペンでの球数を増やすなど、飽くなき探究心を持つ左腕が夏場を迎え、頼もしさを増す。

先頭打者に5度出塁を許し、10安打を浴びた。しかし、粘りに粘った。田口は七回途中まで3失点(自責点2)で切り抜け、一回から一度もリードを許さなかった。

「(ロッテは)安打がよく出るチーム。何本打たれるか分からない状況ではあったが、一人出しても次打者に集中することができた。スイッチが入るタイミングも良かったのかなと思います」

充実の表情で汗を拭った。2点をもらった一回は三者凡退と好発進したが、二回以降は毎回安打を浴びた。それでも、2度の併殺打でしのぐなど、持ち味を発揮した。

4-1の六回は1死から味方の2失策で一、二塁とされたが、ここも安田の適時打のみの1点に抑えた。四球は1つだけ。「若いカウントで勝負できたことが収穫」と強気に腕を振り続け、凡打の山を築いた。

チームでただ一人、開幕からローテーションを守っている。この試合で規定投球回(試合数×1)にも到達。チームでは小川に続く2人目と、存在感を見せている。

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10安打を許したものの粘りに粘って3勝目。規定投球回にも達した

新たな取り組みが〝粘り〟を生む。今回は、登板3日前に入るブルペンで100球近くを投げ込んだ。これまでは多くても50球前後だったが、前回2日の楽天戦(神宮)で4回⅓で降板したことを受けて変更。「みんなには『投げすぎだろ』と言われたんですけど、投げないと気が済まなかったので」。固定観念にとらわれず、スタミナの強化に励んだ。

首都圏は2日連続で気温30度近くまで上昇。疲労が蓄積する時期に、田口は入浴にもこだわる。毎日発汗を促す入浴剤を入れ、湯船に30―40分浸かる。一方で、決して〝朝風呂〟はしない。「小学校のときに習ったんです。朝は長く浸かると体温のコントロールができなくなっちゃう、と」。独自のルーティンで本格化する夏場に備える。

セ・リーグ2位の巨人とのゲーム差を1に縮め「これから加速していきたいなと思います」とうなずいた。巨人からトレードで加入して4カ月。先発陣の駒不足に悩んできたチームで、今や欠かせない存在だ。(横山尚杜)

★41歳・石川から刺激

田口は、同じ技巧派左腕に刺激を受けた。4日の西武戦(神宮)で今季初勝利となる通算174勝目を挙げた41歳、石川の投球に「打者と、どう対面していくか。いろいろ聞いて知っていく中で、僕の考えと一致することもある。自分が目指すプレーヤー」と尊敬のまなざしを向ける。16歳下の田口は、これで通算39勝目。目標とするベテラン左腕の背中を追う。

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