阪神ウハウハ特需は始まったばかり 想定外に早いリーグVも余熱収まらず

阪神ウハウハ特需は始まったばかり 想定外に早いリーグVも余熱収まらず

  • 東スポWEB
  • 更新日:2023/09/19
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阪神の優勝ペナントとトロフィーが展示された甲子園歴史館は大盛況

18年ぶりとなるリーグ制覇の余熱はまだまだ収まる気配がない。18日のDeNA戦(甲子園)に2―3で敗れた阪神は8月29日以来となる約3週間ぶりの2連敗を喫した。歓喜のビールかけも含む“怒とうの7連戦”を戦い切った岡田彰布監督(65)は「明日は? 何も(予定は)ないよ。寝るわ。しんどい」とくたびれ果てた表情を浮かべ球場を後にした。

今月1日にマジック18を再点灯させた阪神は、そこから11連勝と一気呵成(かせい)の快進撃。2位・広島が同時期に6連敗と失速したため、球団史上最速となる14日の本拠地優勝を成し遂げることができた。とはいえ、これは球団サイドとしても「正直言って想定外すぎる」(関係者)“鬼の末脚”だった。

当初、Xデーとして想定していたのは9月第4週の頃合い。甲子園主催ゲームの前売り券は最終戦まで既に完売していたとはいえ「優勝が決まった後となると、チケットを買っていても球場に来てくれないお客さんも多いのではないか。そうなるとグッズや飲食の売り上げが落ちてしまう可能性もある」(同)と危惧する声もあった。

だが18年ぶりのリーグVに狂喜乱舞した虎党たちに対し、そのような心配は不要であったことが今回の対DeNA2連戦で証明された。

カード第1戦で甲子園に集まったのは4万2640人。第2戦では4万2637人の大観衆が客席を埋め尽くし、優勝ペナントとトロフィーが展示された甲子園歴史館には入場チケットを買い求める虎党が長蛇の列をつくった。本格的な優勝グッズの発売は来週以降となるにもかかわらず、オフィシャルショップも大盛況。担当者も「もうヤバいっす。優勝する前よりもお客さんが押し寄せてきて…」とうれしい悲鳴を上げながら店頭に並べては、すぐに売り切れてしまう商品の補充に忙殺されていた。

財布のヒモが緩みに緩む待ちに待った歓喜の秋。阪神にとって“ウハウハ”の特需はまだ始まったばかりだ。

東スポWEB

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