人生の門出を満開の「桜」で応援 JR加古川駅、花びら形の用紙にメッセージ「必ず道は見える、荒波に負けるな」

人生の門出を満開の「桜」で応援 JR加古川駅、花びら形の用紙にメッセージ「必ず道は見える、荒波に負けるな」

  • 神戸新聞NEXT
  • 更新日:2023/03/19

就職や進学など人生の門出を迎える人たちを応援するメッセージ板「桜のエール」が、兵庫県加古川市のJR加古川駅通路に設置されている。桜の花びら形の用紙に書いて箱に入れれば、駅員が貼り付けてくれる。「成長することをあきらめなければ、必ず道は見える」など、若者らを勇気づける言葉が並ぶ。

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2年ぶりに実施中の「桜のエール」を担当する曽我紗也子さん(左)と藤原琴さん=JR加古川駅

2021年春、若手駅員らが新型コロナ禍で卒業式や入社式がなくなった人たちを励ましたいと企画した。22年は感染拡大などにより実施を見送ったが、加古川から旅立つ人や新生活を始めるため加古川にやって来た人に好評だったことから、同駅に勤務する運輸管理係の曽我紗也子さん(34)と藤原琴さん(38)が担当を引き継ぎ、今春復活させた。

3月1日から掲示板を設置して募集を始めたところ、予想を超える数のメッセージが寄せられた。既に三つの「桜の木」はいずれも“満開”。曽我さんらはもう一つ追加することも考えている。

3月前半は受験生を励ますメッセージが多く見られた。ほかにも「荒波に負けるな」「無理せず自分らしく」「つらいこと、嫌なこともあるけど、希望を持ってくじけないで」など心温まる言葉が並ぶ。ある高校生は「毎日を一生懸命生きている皆さん、一緒に頑張りましょう」と寄せた。

エールのほか、「パパの手術がうまくいきますように」「赤ちゃんが元気で生まれてきますよう」といった願い事もあった。

4月9日までメッセージを募集。掲示は16日まで。

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