
カクテルを作る斎藤さん(大津市浜町・琵琶湖ホテル)
滋賀の地酒をベースにした創作カクテルの魅力を競う「滋賀酒カクテルコンペティション」の最終選考会が18日、大津市内のホテルで開かれた。最優秀賞にバーテンダー斎藤勇さん(39)の伊吹山をイメージした「いぶき」が選ばれた。
日本酒の間口を広げ苦手な人にも飲んでもらいたいと県酒造組合が主催し、今年で最終回の3回目。カクテルは組合指定の全32蔵元によるブレンド純米酒をベースにするのが条件で、全国から15作品の応募があり、書類選考を経て3作品が最終選考に臨んだ。
この日は選考に残ったバーテンダーが実演を行い、味や見た目を競った。SNS(交流サイト)に投稿した宣伝効果も審査された。「いぶき」は生命の息吹を感じる深緑をメロンリキュールで表現したといい、斎藤さんは「日本酒本来の味を生かした。多くの人に飲んで楽しんでほしい」と話す。
「いぶき」は県内ではホテルサンルート彦根内のバーで提供する予定。