サウナブームでの「いい風呂の日」...最盛期から9割減もアイデアあふれる大阪の銭湯事情 体も心も温まるぅ~

サウナブームでの「いい風呂の日」...最盛期から9割減もアイデアあふれる大阪の銭湯事情 体も心も温まるぅ~

  • スポーツ報知
  • 更新日:2022/11/25
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11月26日は、その語呂から「いい風呂の日」と制定されている。それに合わせて、大阪府公衆浴場業生活衛生同業組合が主催し、近鉄あべのハルカス7階で「大阪銭湯博2022」(27日まで、入場無料)が行われている。1971年生まれで“銭湯最盛期”に育った記者が、同イベントで最近の銭湯事情を聞いた。

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最近はサウナブームもあり、若い世代が銭湯に足を運ぶようになった。昨年は、サウナで多幸感を得ることを表現した「ととのう」が、新語・流行語大賞の候補30語に選ばれた。記者も東京に単身赴任していた頃、たまに街中の銭湯に行った。昭和50年代の子どもの時以来。大田区蒲田エリアの「黒湯」は体が温まり、マンションの狭い浴室とは違い、手足をゆったり伸ばすことができた。最高のリラックスタイムだった。

今回訪れたイベントで、同組合理事の森川晃夫さんに話を聞いた。食事施設なども併設するスーパー銭湯と違い、いわゆる銭湯は「一般公衆浴場」とされる。現在、同組合に加盟するのは291軒。大阪の最盛期は1970年で約2500軒あったという。その後、各家庭に風呂が設置され、約9割も減ったのは時代の流れ。大阪府の料金は大人(中学生以上)490円、中人(小学生)200円、小人(0歳から幼稚園児)100円。湯を沸かす燃料代は高騰し、利益を増やすのは決して簡単ではない。

だが、経営者たちは工夫をこらしている。西成区の銭湯はサウナを設置して新たな客層が増え、住吉区には子ども無料の日をつくる取り組みをしている銭湯がある。「新規のお客さんに来てもらえるように、何とか銭湯の魅力を伝えたい」と、東淀川区で「昭和湯」を営む森川さんら多くの銭湯がタオル、Tシャツ、ステッカーなどオリジナルグッズを製作。今回のイベントでも物販コーナーが設けられていた。また、東淀川区では銭湯跡地を活用してクラフトビールを醸造する会社もある。

銭湯を娯楽、リフレッシュの場としてではなく、日常生活で必要としている人もまだまだいる。一時のブームとしても、暖簾(のれん)をくぐる人が少しでも増えればと願うばかりだ。(武田 泰淳)

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