
東京都が「まん延防止措置」の適用を国に要請することを決めるなど、全国的に新型コロナ感染が再拡大の様相を見せています。こうした状況を受け北九州市の北橋市長は、ゴールデンウイーク前の「第4波の到来」に懸念を示しました。
東京都が「まん延防止措置」の適用を国に要請することを決めるなど、全国的に新型コロナ感染が再拡大の様相を見せています。
こうした状況を受け北九州市の北橋市長は、ゴールデンウイーク前の「第4波の到来」に懸念を示しました。
■北橋市長
「この1年間を振り返って 連休を前に”第4波”の到来を懸念している」
北橋市長は大阪府で過去最多の感染者が出ていることや市内の感染者が下げ止まりの傾向にあることを受け、連休前の「第4波」到来に警戒感を示しました。
北九州市は来週から高齢者へのワクチン接種が始まります。北橋市長は、月曜日に65歳以上の民生委員485人に対して行われる最初の接種にあわせ、自身もワクチンを接種し、体調面の変化など含めて市民に報告する意向を示しました。
一方、感染の拡大は、北九州市内の教育現場にも影響しています。北九州市立篠崎中学校です。
■篠崎中学校 青木哲也校長
「これが日程表です」
青木校長が見せてくれたのは修学旅行の日程表です。
6月8日から2泊3日で神戸・奈良・京都の寺院や防災センターを巡るスケジュールになっていました。
しかし、北九州市はきのう62のすべての市立中学校の修学旅行を秋に延期すると発表しました。
篠崎中学校では始業式があったきのう生徒たちに延期が告げられました。
■中学3年生女子
「めっちゃ悲しかったです」
「去年も農泊という宿泊行事が新型コロナウイルスの影響で無なってしまったので、今回も修学旅行が無くなってしまうんじゃないかととても不安になりました」
■中学3年生男子
「(修学旅行が)あるだけましって考えました。去年みたいに短縮されてほしくはないかな」
実は、去年の3年生たちの修学旅行も延期に延期を重ね、結局ハウステンボスへの日帰り旅行となりました。
■青木哲也校長
「気持ちを思うとかわいそうだという思いでいるので、延期になったという段階なので少しでも状況がよくなって行けたらいいなと思っています」
北九州市教育委員会は延期された修学旅行について高校入試などを考慮して9月・10月での実施を検討しています。