娘からの精神的虐待に耐えた末に... 過失致死罪に問われた父親が2年で釈放へ

娘からの精神的虐待に耐えた末に... 過失致死罪に問われた父親が2年で釈放へ

  • しらべぇ
  • 更新日:2020/10/18
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(Artfully79/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

多くのことを犠牲にして娘に寄り添い、要求に応じながら必死に耐えていたある父と母。しかし娘の行動がエスカレートしたため父親は自衛を決意し、その結果、娘は死亡した。大事に育てた子供の自立を見届けることは叶わないまま、苦しみに満ちた家庭生活は終わった。

■娘を支え続けた両親

シンガポールで運転手として働いていた男性(66)には、大きな悩みがあった。それは、成人し学校も卒業した娘(35)が経済的に自立しないこと。さらに娘はたびたび両親を暴言や虐待行為で苦しめたが、パニック発作を起こすこともあったため、両親は娘に寄りそい続けていた。

ところが娘の言動はエスカレートするいっぽうで、食事に満足できなければ「買ってこい」と命じ、父親に母親を叩くよう強要したこともあったという。

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■ついに起きた悲劇

2017年になると、娘は「彼氏と暮らすアパートが欲しい」「親戚からお金をかき集めてこい」と両親に要求。「愛情が足りない」「お金を出し惜しみしている」などと言っては両親を苦しめ、精神状態を良くする薬の服用も拒否した。

そして2018年11月19日には、台所にあった刃物を手に、父親に向かって「アンタを殺したい」などと暴言を吐いた。驚いた父親は自分の身を守るために金属製の棒で娘を殴り、倒れ込んだところで首を絞めて殺害に至ったという。父親はその後に自ら通報し、身柄を確保された。

■父親に下された判決

「過失により娘を死に至らしめました」と認めた父親に対し、裁判官は今年の10月12日に「懲役2年9ヶ月の実刑判決がふさわしい」と言い渡した。しかし事件発生からすでに約2年が経過しているため、父親は間もなく釈放されるという。

裁判官は必死に娘を支えていた父親に同情し、「献身的で愛情深いお父さんだということを、こちらも理解している」と発言。今も殺害を後悔しているという父親は、裁判官と弁護団に感謝の気持ちを伝えた。

■家族に殺意を抱くことも

しらべぇ編集部が全国10代~60代の男女1,732名に調査したところ、全体の22.6%が「家族に殺意を覚えたことがある」と回答した。

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父に「アンタを殺してやりたい」と言い放った娘を、自衛のために殺害してしまった父親。殺人という罪を犯しはしたものの、この父親を責める声は決して多くはない。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

【調査概要】方法:インターネットリサーチ「Qzoo」調査期間:2019年3月22日~2019年3月27日
対象:全国10代~60代の男女1732名 (有効回答数)

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