【住まいと暮らしvol.11】自分時間を大切に。好きなものに囲まれた暮らしーミアズブレッド 森田三和さん

【住まいと暮らしvol.11】自分時間を大切に。好きなものに囲まれた暮らしーミアズブレッド 森田三和さん

  • クウネル・サロン
  • 更新日:2022/01/17
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部屋やごはん、お気に入りの道具たちを本人撮影の写真で見せていただき、バトンを繋いでいくリレー連載。前回の唐津裕美さんのバトンを受けてご登場いただくのは、奈良でおいしいパンやサンドイッチが人気のカフェ『MIA’SBREAD(ミアズブレッド)』の森田三和さんです。

三和さん・暮らしのルール

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1)食べたいものを自分で作って食べる。
2)心が動くことに敏感でいる。
3)楽しく働いた後、泳ぎに行く。

21歳のときに、自分で作るパンに”MIA’SBREAD”と名付けた三和さん。その後人気店になった『MIA’BREAD』は、「おいしいパンが焼けたよ!」と周りの人に食べてもらっているうちに、自然に広がってできたお店です。2017年には20年続けた場所から、故郷でもあるならまちに移転。1階はベーカリーと作業場、2階3階はカフェに。自宅と店を切り離すことで、自分を見つめ直すきっかけになったそう。
「子育てを終え、お店もひと段落。時代ともマッチして、自分の中の流れも変わり始めました。自分の軸はそのまま、じっくりと枝葉を伸ばしていくような感じでした」
さらにコロナ禍をきっかけに、週休3日にすることで仕事はゆっくりに。泳ぎに行ったり、コンサートへ行ったり、執筆する時間もできたのだとか。
「パンを焼き始める前の自分に戻ったような感覚です。自分でもびっくりするのですが、今年で60歳! 今はお店と、娘と保護猫2匹との暮らしが心地よいし、好きな家具や本、服などに囲まれて暮らしています。賃貸ですが、いつでも移動できる気軽さが自分に合っているなと思います」

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三和さんの原点でもあるパン。「今はいろいろなパンを焼きますが、基本はオーソドックスなイギリスパンやマフィンやベーグルが好き。これは、フライパンで焼いたマフィン。実はこれが一番おいしいと思っています」

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三和さんが作る、具がたっぷり入ったサンドイッチ。「パンと野菜が相思相愛。それぞれが引き立て合う関係になるように、サンドイッチを作ります。野菜を重ねてカットするとき、食べるとき、どの瞬間も楽しい。そして、いつも自分の想像を超えるおいしさに出合えます」

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スープストックを使わない野菜だけで作るスープ。「ごはんにもパンにもパスタにも合います」

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子どもの頃から、描くことと書くことが好き。「文字や絵でかかないと説明できないので、日々の予定表やスタッフへの伝言にも絵を描きます。毎月配るカレンダーもオール手書き。 もちろんミアズブレッドのロゴやマークは自分でデザインしました」。写真は、猫ちゃんのイラスト包装紙で包んだシュトーレン。イラストを使って、クッキー缶や文房具などを展開していきたいそう。

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昨年からInstagramの裏アカウント、@sandwichbluesを作ったという三和さん。「ささっと作るごはんやライブのことなどを気楽に投稿 。お店とは関係ない好きなことを書く場所で、原点に戻ることができます」

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三和さんが昨年出版したエッセイ『サンドイッチブルース』。「今までレシピ本を書いてきましたが、そこでは伝えられなかった”作ることは、気持ちと一体化している”と伝えたかったんです。猫や料理の話のほか、世の中への違和感、シビアな現実に潜む面白いこと、楽しいことの裏側などを書いています」

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30年以上前に買ったという、アンティークのドレッサーと『KAKI工房』のチェスト。「今でも開け閉めもスムースにでき、どんどんいい色になって、とても気に入っています」

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チェストの中は『45rpm』のTシャツとガーゼのタートルネックがほとんど。「同じデザインのものが、色違いで何枚も。インディゴのTシャツだけでも30枚あります」

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高校生の頃から着ているという、『45rpm studio』の服。「45rpm歴は45年目。たくさんのデニムを履き潰して、今残っているのは約30本。修理しながら履き、スケスケになった1本は 45R京都店に寄贈しました。デニムとTシャツが、一番好きなスタイルです」

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アンティークビーズやターコイズなど、海や自然を感じるものが好き。「縁があって私の元に来たアクセサリー。つけると何かに守られているような気持ち。保護猫にも通じる気がします」

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靴箱の中は、ほとんど『naot』の靴だそう。「運動靴より疲れません。特にサボは脱ぎ履きが楽な上に、走ることもできます。 週に一度通っている英会話教室も、毎日通っているプールも靴を脱ぐので、どちらもサボを履いて出かけます」

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自宅、パン工房、カフェと3つのキッチンを持つ三和さん。「好きなのは、業務用のオーブンつきのキッチン。これも以前の場所から運び、修理しながら使っています」

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No music no life,No books no life.「わが家は本とCDで溢れています。リビングもお店も本でいっぱい」

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『TRUCK』の家具は、かれこれ15年以上のお付き合い。「移転するとき、特に好きな特注のテーブルとソファをわが家に、残りはお店で使っています。猫たちの爪とぎでオールド感が出て、ますますオンリーワンになっていく感じがうれしいです」

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泳ぐのが日課。「一日中ハードに働くからこそ、プールで泳いで疲れと思いをリリース。泳いだ後は身体中が気持ちよく、帰り道に風を感じなから音楽を聴きながら運転していると最高の気分。まるで、もう一度新しい1日がはじまるようです」

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前のお店から一緒に引っ越してきた先代猫のにゃぁちゃんが天国へ行き、縁があってやってきた保護猫ギータ。「音楽が好きで6月に来たけど、”ロック”というベタなネーミングはあかんやろ(笑)。ということで、ロック→音楽→楽器→ギター→ギータに」

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ギータとは、2ヶ月違いでやってきた保護猫のもも。「ギータとは真逆で、恥ずかしがり屋のビビリ屋だけど、2匹は仲良し。この子たちのおかげで、家に帰るのが楽しみです」

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お店から歩いて5分のところにある奈良公園は、三和さんのお気に入りの場所。「鹿は公園にとどまらず、街の中もウロウロ。猫や犬、鳥がそこかしこにいる風景がとても好きで、嬉しくなります」

profile

森田三和/もりたみわ
奈良生まれ。大阪芸術大学デザイン学科グラフィックデザイン専攻。卒業後、グラフィック デザイン、雑貨店等の仕事を経て、高校生の頃から気まぐれに焼いていたパン作りに夢中になる。 1997年に自宅兼お店の『MIA’SBREAD』をオープン。離婚をきっかけに2017年に故郷でもある「ならまち」に移転。2021年には、エッセイ本『サンドイッチブルース』(loop舎)を出版。 著書にレシピ本『ミアズブレッドのパンとサンドイッチ』(扶桑社)、『毎日食べたくなる、ミアズブレッドのパンレシピ』(誠文堂新光社)など。

https://miasbread.com
Instagram: @miasbread @sandwichblues

三和さんがバトンを渡すのは、奈良で『Fangle』を営む藤島多恵さん。「10年ほど前に奈良に引っ越してこられてから知り合いました。唯一無二のかっこいいお店。多恵ちゃんと話していると、心地いい異空間にいるような感覚になり、風景が浮かんできます。言葉を重ねなくても伝わる、無性に会いたくなる友人です」。多恵さんの暮らしは、1月後半に公開予定です。どうぞお楽しみに。

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赤木真弓

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