
鹿児島テレビ
熱戦が続くかごしま国体の会期前競技。水球女子ではベスト4に進出した鹿児島チームが19日、準決勝で京都と、死力を尽くした激闘を展開しました。
国体の水球女子では初のベスト4に進出した鹿児島と、2022年準優勝・京都との一戦。
鹿児島は予選リーグ16得点と大活躍した東京五輪・日本のエース、有馬を中心に、多彩な攻撃で相手を翻弄すると、守護神・川田代がチームを救う好セーブを何度も見せ9対7と2点リードで前半を終えます。
しかし第3ピリオド、東京五輪日本代表の山本が、個人ファウル3つで「永久退水」となり流れは京都に。10対10の同点に追いつかれると、第4ピリオドには13隊14と逆転を許してしまいます。
しかし、鹿児島は大応援団を背に、相手ゴールに立ち向かいます。
相手のファウルでペナルティースローをもらい同点に追いつくと、残り45秒、別府のゴールでついに逆転!
しかし、残り28秒でシュートを決められ、16対16とまたも同点。勝敗の行方は、5人ずつがシュートを放つ「ペナルティースロー」に持ち込まれます。
1人目が成功した京都に対し、鹿児島は1人目の川田代がシュートを止められてしまいます。
その後両チーム、シュートを成功させ、京都の5人目。今度は川田代がシュートを止めます。
しかし鹿児島の5人目。惜しくもシュートを決められず、試合終了。
大接戦の末19対20で惜しくも敗れた鹿児島、決勝進出の目標はかないませんでした。
水球女子・鹿児島県代表 有馬優美キャプテン
「女子の水球がかごしま国体であると決まってから優勝目指して頑張ってきたので優勝には届かなかったけど、まだ終わりじゃないのであと1日頑張っていきたい」
水球女子・鹿児島県代表 川田代悠花選手
「自分のプレーで情けないところがすごくたくさんあった。きょうのことは一旦切り替えてあすは絶対勝ちにいきます」
鹿児島県代表は20日午前8時30分から新潟との3位・4位決定戦に臨みます。試合会場は鹿児島市の鴨池公園水泳プールで、観覧は無料です。