木村拓哉、堂本剛の音楽と向き合う姿勢を称賛 “音楽アベンジャーズ”がいた『LOVE LOVE あいしてる』でのエピソードも

木村拓哉、堂本剛の音楽と向き合う姿勢を称賛 “音楽アベンジャーズ”がいた『LOVE LOVE あいしてる』でのエピソードも

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  • 更新日:2021/10/14
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木村拓哉

木村拓哉がパーソナリティを務め、親睦のあるゲストを月替りで迎えてトークを繰り広げるラジオ『木村拓哉 FLOW supported by GYAO!』(TOKYO FM)。10月のマンスリーゲストは、満を持してKinKi Kidsの堂本剛が登場した。

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■堂本剛の「お兄さん」呼びに込められた尊敬と愛情

「満を持して」と述べたのは、彼らの間には強い結びつきがあるから。SMAPのコンサートではバックダンサーとして、舞台では共演&サポート役として……と、2人には輝かしい時間を共に過ごしてきた歴史がある。

その背中を見て育った堂本剛は木村のことを「お兄さん」と呼び、今も変わらず連絡を取り合う仲だ。番組では改めて、なぜ「お兄さん」なのかと木村が問うところからスタートした。かつては「同じ空間にいる時間が多かったときは、先輩でもありお兄ちゃんの感覚がすごく強くて」と「木村くん」と呼んでいた堂本剛。

しかし、KinKi Kidsとしてデビューし、共演する機会も減り、そして自らが大人になっていくにつれて「木村さん」にしたほうがいいのではと試行錯誤。だが、その「さん」付けも半端に感じた堂本剛にとって「もう“お兄さん”やな」としっくりきたのが、この呼び方だったそうだ。

その声に対して、木村も「あっ、剛の中でスコッと腑に落ちたんだ」と納得。“先輩”としてのリスペクトと憧れを抱きながらも、“兄”のように親しみを持って声をかけたい……そんな素直な気持ちが、この“お兄さん”という呼び方には込められているのだと再確認できた。

■木村が髪を洗いながら挨拶ーー2人の初対面の真相が明らかに

続いて、堂本剛のプロフィールについて話が進むと、2人の初対面の風景が蘇ってくる。母親と姉によって送られた履歴書がジャニー喜多川氏の目にとまり、直接電話がかかってきたのがジャニーズ事務所入りの第一歩だったと、堂本剛は振り返る。

そして向かったのが光GENJIがライブをする横浜アリーナだったことを告げると、木村が「それ黒スプレーで髪染められた日かな?」と声を上げる。堂本剛の記憶ではジャニー氏に「中居(正広)に似ている」ということでいきなりSMAPの楽屋へと連れて行かれたとき、木村が洗髪していたというのだ。

髪を洗いながら「こんにちは」と挨拶する木村の姿が「めっちゃカッコいい」と思ったという。だが、そんなキラキラとした思い出のシーンがまさかジャニー喜多川氏に「最悪だよYOU! なんだよ、その頭! むちゃくちゃだよ!」と言われて黒く髪を染められたからだったというのも、実にドラマティック。

何気ない場面でも憧れている側としては鮮明に記憶しているものだが、憧れられる側としてはなかなか普段その思い出の箱を開くことは少ない。だからこそ、こうして直接の後輩である堂本剛が登場することによって、「ものすごいいろんな風景というか瞬間が出てくるな」と木村の口から懐かしい話を聞くことができる。まさに「満を持して」のマンスリーゲストなのだ。

■SMAPとKinKi Kids、どちらの名前がカッコいいか問題

懐かしい思い出といえば、SMAP、KinKi Kidsが名付けられた瞬間のリアクションについても聞くことができた。KinKi Kidsが、その名前に対して複雑な思いを抱いていたのは2人が度々ネタにしていたこともあり、広く知られているところ。KinKi Kidsの前に名付けられたKANZAI BOYAについては、42枚目のシングル表題曲にしてしまったほど。

堂本剛は「SMAPみたいにカッコいい名前がよかった」とこぼすが、木村いわくSMAPという名前を告げられたとき「何それ、SMAPって。結構凹んだの覚えてる」というのだ。さらに「なんで? 意味は?」と食らいついたというから驚きだ。「スポーツ、ミュージック、アッセンブル、ピープルだよって。意味わかんねー!」とやんちゃな盛りの彼らが目に浮かぶようなリアクションを見せる。

「“YOUたちはまだスチューデントでもあるよね”、って言われて。“そうだけど、えー!? スポーツなの? スチューデントなの? コロコロ変わるの?”って。うわ、マジかって思ったよ」と不満だらけだったというから面白い。そこからは、2人でSMAPとKinKi Kidsのどちらがいい名前か論争が繰り広げられる。

「(KinKi Kidsって)“まんまやないか!”って言ったんですよ」(堂本)、「KANZAI BOYAとKinKi Kidsは違うよ!」(木村)、「SMAPのほうがめちゃくちゃカッコいいですよ」(堂本)、「SMAPよりKinKi Kidsのほうがいいなって。SMAPは意味わかんないじゃん!」(木村)……そして、これはどのグループにもきっと共通する「言われた本人あるある」なのだという結論に。まるで親からつけられた名前をどっちがよかったかと言い合う兄弟のようなやり取りが、何とも微笑ましい限りだった。

■日本歌謡界のアベンジャーズに育てられた堂本剛の音楽

KinKi Kidsのデビュー曲「硝子の少年」についても、堂本剛は予想外だったと吐露。10代のアイドルのデビュー曲といえば、もっと明るい感じかと思っていたと話すと、その音楽的な意識やアンテナがすでに備わっていた点を褒める木村。

木村はSMAPとしてデビューしたころは、曲についてはそこまで考えられていなかったと振り返る。その声色が、弟を誇らしく思っているようにも聴こえてくる。さらに堂本が「硝子の少年」の歌い出しが難しく今も「緊張する」という言葉にも驚きを隠せずにいた。

そんな堂本剛の音楽に対するスタンスを決定づけたのが、木村も1997年にゲスト出演した『LOVE LOVE あいしてる』(フジテレビ系)だ。当時、吉田拓郎について「誰ですか?」となるほど無知だったが、周りが何か言うからではなく、自分の目で見て「この人はすごい」と理解していったという。

吉田拓郎に加えて坂崎幸之助(THE ALFEE)など、日本の歌謡界を牽引してきたスターたちが集まり、まるでスーパーヒーローが集結した映画『アベンジャーズ』のようだったと例える堂本剛に、木村も「迎えてくれるのがアベンジャーズだから、やべぇ!って」と、過去ゲスト出演したときの思いを振り返った。

『LOVE LOVE あいしてる』の収録は1本で2曲を披露するのが通常で、1日3本撮りすることもあったことから6曲分もの譜面と向き合わなければならなかった。それは決して楽ではなかったが、「音楽の深みに招待してもらったというか。こういうところが面白いんだよ、こういうところが大変なんだけど、(それが)音楽を作る喜びなんだよって」と愛しい日々を思い返す。

わからないことがあったときには、直接“音楽アベンジャーズ”に質問していたという堂本剛。だが、吉田拓郎に「考えなくていいよそんなのは! 考えることじゃないから!」とかわされてしまったこともしばしばあったそうで、その返答ぶりに木村も「ブルース・リーの領域だ」とうれしそうだ。その教えがあったからこそ、気分のままに音楽を奏でる堂本剛のファンクミュージックが生まれたのではないかとも思えてくる。

思い返せば、SMAPは減りゆく音楽番組から新境地を求めてバラエティやドラマへと進出していった開拓者だ。対して、KinKi Kidsはその広がった世界でもう一度音楽の可能性に向き合った探求者だったように思う。

道なき道を拓く人と、巡り合わせに感謝し強い意志で応える人。それぞれの使命を果たしてきた彼らが、ゆっくりとその時間を振り返る機会はそう多くはない。うれしいことに、2人のトークは、10月17日回、10月24日回とまだまだ続く。

2017年に突発性難聴を患った堂本剛が自分自身との向き合い方について、さらには「人生の一曲」も発表するというのだ。兄と慕う木村にだからこそ話せることもあるだろう。また、弟のように思う堂本剛にだからこそ伝えられる言葉があるかもしれない。大人になった兄弟がサシで話すような、ちょっと照れくさくて温かい、そんな時間をじっくりと味わいたい。(佐藤結衣)

佐藤結衣

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