成人式で女性の振袖に“黒い液体”をかけて汚した疑い、平井英康容疑者(33)を送検

成人式で女性の振袖に“黒い液体”をかけて汚した疑い、平井英康容疑者(33)を送検

  • RKB毎日放送
  • 更新日:2023/01/26

福岡県北九州市の成人式で少なくとも11人の女性が振袖に墨汁のような液体をかけられた事件をめぐり、器物損壊の疑いで会社員の男が逮捕・送検された。逮捕容疑はこのうち1人の女性(20)の振袖に黒色の液体をかけて汚した疑い。「そのようなことはしていない」と容疑を否認している。警察は防犯カメラの分析と平井容疑者の関係先から押収した墨汁が逮捕につながったと説明している。

◆“墨汁のような液体”被害の訴え相次ぐ

器物損壊の疑いで逮捕された会社員・平井英康容疑者(33)の身柄は25日午後、検察庁に送られた。平井容疑者は北九州市小倉北区で今月8日に開かれた「二十歳の記念式典」で、参加した会社員の女性(20)の振り袖に黒色の液体をかけた疑いが持たれている。損害額は約15万円。式は北九州市が主催したものだった。参加者から振袖が墨汁のような液体で汚れているという訴えが相次ぎ、SNS=会員制交流サイトで写真が拡散。悪質な犯行として大きく注目されていた。

◆晴れ舞台が暗転“墨汁”で晴れ着が台無し

「何でこんなことするんだろうって、悲しいです」と話すのは、被害にあった女性の1人。晴れ着が台無しになり式典後に予定していた祖父母との写真撮影を諦めざるを得なかった。

被害女性「小さな頃から見てくれていたので、自分も二十歳の一度の舞台だったので見せたかったです」

◆ホテルが粋な計らい~新しい晴れ着を無料手配

振り袖を貸し出したホテルは、この女性が祖父母と写真を撮れなかった話を聞き、新しい晴れ着を手配した。

松柏園ホテル・川俣日登美副支配人(今月10日)「新たな振り袖と着付けセットを含めて無料で対応させていただく。一生に一度ですし、お嬢様の晴れ姿を写真におさめていただきたく対応した次第です」

成人式の会場付近では少なくとも11人が同じような“墨汁被害”を訴え、警察が容疑者の割り出しを進めていた。

◆コンビニ内で黒い液体をかけたか

警察によると、平井容疑者と被害者の女性(20)に面識はなかった。女性は、会場付近のコンビニエンスストアを出た後に振袖が汚れていることに気づいた。入るまでは異常はなかったことから、警察はコンビニ内で液体がかけられたとみて防犯カメラを分析。平井容疑者が浮上したという。

◆「そのようなことはしていない」と否認

平井容疑者は取り調べに対して「そのようなことはしていない」と容疑を否認。「当日に(成人式会場の)メディアドーム付近に行き、振り袖を着た女性を見たりしましたが、逮捕事実にある振袖等に液体はかけていません」と供述しているという。警察は、平井容疑者の関係先から墨汁を押収したことを逮捕に至った根拠のひとつにあげている。ほかの被害者との関連も捜査している。

被害女性の1人は逮捕の報に触れ「成人式は戻ってこない」とこぼした。

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