
テレビ静岡
東京高裁が再審開始決定を出したいわゆる袴田事件で、検察による特別抗告の期限が20日に迫る中、19日の支援者の集会で弁護団は「特別抗告しても時間の無駄だ」と訴えました。
いわゆる袴田事件をめぐっては今月13日に東京高裁が裁判のやり直しを認めましたが、東京高検はこれを不服として最高裁に特別抗告する方向で検討しています。
こうした中、19日開かれた集会には支援者などおよそ160人が参加し、弁護団の角替清美弁護士は「特別抗告しても時間の無駄、再審請求は棄却されない」と訴えました。
また袴田巖さんの姉・ひで子さんは「ようやく区切りがつくと思っている、引き続きがんばりたい」と述べました。
袴田ひで子さん「やっと57年闘ってやっと再審開始でございます。長い裁判でいろいろありました。もうこの辺で一区切りつけてもらいたいと思っていましたが、その一区切りがつくのかなと思っております」
東京高検が最高裁に特別抗告できる期限は20日までです。