
新日本×ABEMAの記者会見に臨むEVIL(右)とSANADA(新日本プロレス提供)
新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級王者のSANADAが、思い入れのある地でベルトを死守する。
19日、新日本はABEMAと「10・9両国国技館大会」についての記者会見を開いた。今大会は当日17時からABEMA格闘チャンネルで独占無料生中継される。同大会でSANADAは、挑戦者のEVILとの防衛戦に挑む。とは言え、同王座のベルトはEVILに8月13日の両国国技館大会で強奪された。手元にベルトがない状況の中で、再び迎える両国の地でのタイトルマッチについて「自分の中では、この新日本プロレスのリングに初めて上がったのも両国ですし、チャンピオンになったのも両国で、自分の中で思い入れがある会場なので、その思い入れのある会場に恩返しできるようしっかり防衛したいなと思っております」と、かみしめた。
思い入れのある相手との一戦でもある。かつて2人は元タッグパートナー。17年、18年にタッグリーグ(WORLD TAG LEAGUE)を優勝し、IWGPタッグチャンピオンとなった。EVILにはベルトを強奪され、さらにロープにはりつけにされたが、SANADAは「最高のタッグーパートナー」と表現。そのことについて「そうですね。自分のプロレスキャリアの中で一番しっくり来たタッグパートナーだったので、お互いそうだと思うんですけど……。元々ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンっていうプロレス業界で人気のユニットにいた1人が、『このままじゃダメだな』と思って1人とも出て行って、たぶん何やかんやで、2人とも一番のライバルは過去の自分だと思うんですよ。その時、すごい応援されてたりとか、それを打ち破って出した行動なので、今を一生懸命生きる闘いになるんじゃないかなと思っております」と、リングに上がる。