馬券の達人は何を買う? 天皇賞の注目馬&穴馬

馬券の達人は何を買う? 天皇賞の注目馬&穴馬

  • 日刊SPA!
  • 更新日:2021/05/02
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春のG1戦線の中でも、ゴールデンウィークに開催される天皇賞は注目度の高いレースである。今回もSPA!でお馴染みの2人の達人に予想のポイントと注目馬を聞いた。トップバッターはギア指数を用いた予想で人気を集める安井涼太氏だ。

◆コース変更で上がりが掛かるレースになるか

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安井涼太氏

今年の最大のポイントは京都競馬場の芝外回りコースから阪神競馬場の芝内回りコースに変更されることでしょう。直線の長さが403.7mから356.5mに短くなり、平坦コースから2mの上り坂コースへと変わります。一つわかりやすい例として2016~2020年の天皇賞(春)と同じ長距離戦で行われる阪神大賞典の上がり3ハロン平均タイムを比較すると、前者が35.4秒に対して後者は36.4秒と1秒も阪神大賞典のほうが掛かっていることがわかります。阪神大賞典を参考にすると、今年の天皇賞(春)は例年以上に上がりが掛かるレースになると予想されます。私の理論で表すと例年の天皇賞(春)が5速であるのに対し、今年は3速になると予想。道中と上がりの差が少ない持続ラップに強い馬を評価します。

◆昨年のジャパンカップで好走したカレンブーケドールに注目

イチオシ馬 カレンブーケドール

重馬場で道中の3ハロン換算タイムが36.2秒となった2019年ジャパンカップや同35.1秒を記録した2020年ジャパンカップなど、道中のペースが速くなり上がりが掛かる展開では人気以上に好走。一方で、スローペースになった日経賞では1番人気2着というように人気以下に敗れており、直線のスピード勝負で切れ負けるという戦歴の持ち主。今年の天皇賞(春)は例年と異なり持続ラップになると予想されるので、今回は人気以上に好走する番です。

穴馬 メロディーレーン

上がりが掛かりスタミナ問われるレースというのは馬体重の軽い馬のほうが有利という傾向があります。実際、2500m以上の芝レースに限定すると500kg以上の馬は成績が下がり、逆に480kg以下の馬は成績が上がる傾向にあります。また、馬体重が軽くなりやすい牝馬も2500m以上で成績が上昇。筋肉量が多くなると燃費が悪くなるので長距離戦では不利になります。軽量+牝馬という2つの要素を兼ねている同馬は激走候補として期待できます。

◆横綱クラス不在で波乱含みの一戦に

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TARO氏

続いて予想を聞いたのは、SPA!本誌でもお馴染みの競馬予想家のTARO氏だ。

連覇を成し遂げたフィエールマンやキタサンブラックなど、例年出走してくる横綱クラスが、今年は不在。能力差は小さく、波乱含みの一戦といえそうです。カギは前哨戦のメンバーレベル。人気馬の多くが阪神大賞典or日経賞を経由しての出走となりますが、今年の阪神大賞典は低調なメンバー構成。昨秋のG1で2ケタ着順続き、有馬記念でも11着とやや衰えが見えていたユーキャンスマイルですら2番人気に支持されるほどで、レースも道悪の影響があったとはいえ断然人気のアリストテレスが見せ場なく敗れる波乱の一戦でした。一方、日経賞は有馬記念5着同着のカレンブーケドール&ワールドプレミア他、阪神大賞典よりも粒揃いの一戦でした。今回ルメール騎手が騎乗するアリストテレスが人気を集めそうですが、狙いは日経賞組では?

◆若きG1ジョッキー横山武史に注目!

イチオシ馬 ウインマリリン

その日経賞を制し参戦するのが4歳牝馬のウインマリリン。牝馬の天皇賞(春)制覇はなんと68年前までさかのぼる必要がありますが、今年の春G1でも無敗のレイパパレが大阪杯で牡馬勢を一蹴するなど牝馬が活躍中。もはや時代は牝馬といっても良いくらいで、ウインマリリンはメンバーが揃った日経賞でも好立ち回りを見せ勝利しています。父スクリーンヒーローの産駒はモーリスやゴールドアクターなど古馬になって急成長を見せる馬が多く、本馬もココに来て充実一途。最後のひと押しは皐月賞を制し若きG1ジョッキーとなった横山武史騎手。父・横山典弘騎手譲りの立ち回りの上手さで、再度アッと言わせてくれそうです。

穴馬 オセアグレイト

穴なら父・横山典弘騎手が騎乗するオセアグレイト。日経賞では前に壁を作れず流れに乗れませんでしたが、それでも6着ならまずまず。強敵揃いだった昨年の有馬記念でも外枠で壁を作れない中で9着とまずまず戦えており、昨年のステイヤーズS勝利で豊富なスタミナは証明済み。今年は阪神開催で例年以上にスタミナを問われる可能性が高いので、立ち回り次第で怖い一頭になりそうです。 <構成/谷川一球>

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