和歌山・高野山「奥之院」は今も弘法大師が人々を見守る聖地

和歌山・高野山「奥之院」は今も弘法大師が人々を見守る聖地

  • LINEトラベルjp
  • 更新日:2020/09/15
No image

和歌山・高野山「奥之院」は今も弘法大師が人々を見守る聖地

和歌山県高野山「奥之院」は、弘法大師御入定の地であり、今も弘法大師が生きて、人々を見守っているという入定信仰の中心地です。一の橋から御廟までの約2kmの杉木立の参道沿いには、無数の供養塔が並び、戦国時代の武将や、歴史的著名人の墓碑めぐりも楽しめます。壇上伽藍と並ぶ高野山の2大聖地を、神秘的な雰囲気を感じながらお参りしてみませんか?

奥之院参詣のスタートは「一の橋」から

No image

写真:モノホシ ダン

奥之院参道の入口は一の橋。弘法大師が、参詣者をここまで送り迎えしてくれるという伝承があるので、橋を渡る前には一礼をしましょう。

写真:モノホシ ダン

一の橋から奥之院までの参道の両側にそびえたつ、樹齢約200~600年の大杉林は、和歌山県の天然記念物に指定されています。大杉の総数は、約1300本を数え、樹高50m級の巨木を見ることもできます。

No image

写真:モノホシ ダン

参道沿いに並ぶ約20万基ともいわれる供養塔の中で、ぜひお参りしたいのが「一番石」。徳川二代将軍秀忠の奥方で、崇源院(江姫)の供養塔。高さ6.6mで、奥之院では最大の供養塔であることからこの名があります。

江姫(ごうひめ)は、浅井長政とお市の方の末娘で、豊臣秀吉の側室、淀君の妹にあたります。二代将軍秀忠の正室として、戦国時代から江戸時代にかけ波瀾万丈の人生を送り、1626年(寛永3年)に、享年54歳でこの世を去りました。

綺麗に化粧してあげると美人になれると伝わる「お化粧地蔵」

No image

写真:モノホシ ダン

一の橋と御廟橋の中間点にある中の橋を渡って、すぐ左手にあるのが、汗かき地蔵。このお地蔵さまは、常に人々の犯した罪に苦しみ、その苦しみを慈悲によって代わって受け、そのため汗を流しておられるといわれています。

また、汗かき地蔵の傍らにある姿見(すがたみ)の井戸は、昔からこの井戸を覗き込んで、自分の影が映らなければ、3年以内に亡くなってしまうという怖い言い伝えがあります。しかし、近年では自分の寿命を試そうと、あえて覗き込む勇気ある人も多く見かけます。

No image

写真:モノホシ ダン

汗かき地蔵を過ぎて、すぐにさしかかる石段が、覚鑁坂(かくばんざか)。この石段は43段あり、死に(42)を超えるという意味があります。しかしながら、坂の途中で転んでしまうと3年以内に亡くなるといわれ、別名「三年坂」と呼ばれています。

No image

写真:モノホシ ダン

奥之院の参道に佇むお地蔵さまには、手作りの帽子やよだれかけが奉納されていてとても可愛い。写真のお化粧地蔵は、綺麗に化粧してあげると美人になれるという伝説があり、多くの参詣者から化粧が施されています。

「水向地蔵」に手向け水をそそぎ、ご先祖の冥福を祈ろう

No image

写真:モノホシ ダン

御廟橋の右手、玉川の清流を背にして、地蔵菩薩や不動明王、観音菩薩像などが安置されています。これらを総称して、水向地蔵(みずむけじぞう)と呼びます。参詣者は、御供所にて経木(水卒塔婆)を求めて、水向地蔵に手向け水をそそぎ、ご先祖の冥福を祈りましょう。

No image

写真:モノホシ ダン

水向地蔵の後ろを流れる玉川は、高野山の霊峰と伝わる揚柳山から湧き流れる神聖な川で、禊の場となっています。秋は、英霊殿とともに奥之院の紅葉の名所として知られています。

No image

写真:モノホシ ダン

また玉川には水行場があり、邪念を払い自らの身を清めるために、厳しい水行を務める水行僧を見かけることがあります。1回の水行は約15分。一心不乱に般若心経を唱える厳しい修行です。

今も奥之院で人々を見守り続ける弘法大師

No image

写真:モノホシ ダン

玉川にかかる御廟橋は聖域、弘法大師御廟への入口。服装を正し、一礼してから橋を渡りましょう。さらにここから先は、私語を慎み、写真撮影も禁止です。

御廟橋の奥に見える燈籠堂は、弘法大師の御廟を礼拝するお堂で、高野山第二世の真然大徳が創建。堂内には、2万基以上の献燈が輝き、正面には、1000年以上燃え続ける「消えずの火」が奉納されています。

No image

写真:モノホシ ダン

弘法大師は、高野山開創から約20年後の、835年(承和2年)3月21日に62歳で、奥之院に御入定されました。永遠の禅定に入った弘法大師は、今も奥之院で、世の中の平和と人々の幸福を願っているというのが入定信仰です。

水向地蔵の近くにある御供所(ごくしょ)では、毎日、朝の6時と10時30分の2回、弘法大師にお供えする「生身供(しょうじんぐ)」と呼ばれるお食事が運び出され、 嘗試(あじみ)地蔵に味を見てもらってから弘法大師御廟へと届けられています。

No image

写真:モノホシ ダン

御供所の並びに建つ頌徳殿(しょうとくでん)は、1915年(大正4年)、高野山開創1100年の記念事業として建立されました。現在は、参詣者の休憩所として無料開放されています。また、僧侶による法話も随時行われています。

奥之院を代表する紅葉スポット「英霊殿」

No image

写真:モノホシ ダン

奥之院で、春の桜や秋の紅葉の名所として有名なのが英霊殿。奥之院の密厳堂の先の参道を右にそれたところにあり、1952年(昭和27年)、第二次世界大戦の戦死者を供養するために建立されました。

No image

写真:モノホシ ダン

英霊殿付近の紅葉は、とても発色が良く色鮮やか。英霊殿の紅葉の見頃は、例年10月下旬~11月初旬。11月上旬ごろには、写真のような散り紅葉も楽しめます。

壇上伽藍や金剛峯寺など、高野山を代表する紅葉スポットとともに合わせて立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

奥之院の基本情報

住所:和歌山県伊都郡高野町大字高野山550
電話番号:0736-56-2002
アクセス:高野山駅から「奥の院前行き」バスで約20分、一の橋口バス停または奥の院口バス停下車、徒歩約40分
車利用の場合、京奈和自動車道「紀北かつらぎIC」から約45分、奥の院駐車場利用

2020年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

関連MEMO

高野山真言宗金剛峯寺・奥之院(外部リンク)

高野山観光協会(外部リンク)

和歌山・高野山「壇上伽藍」は山上に開かれた最初の聖地!

和歌山・高野山の総本山「金剛峯寺」で風格ある美を感じよう!

天空の聖地・和歌山「高野山」で紅葉を愛でよう!

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加