ボルシチに欠かせないビーツも ウクライナから避難の人たちに温もりを 冬前に神戸で支援続々

ボルシチに欠かせないビーツも ウクライナから避難の人たちに温もりを 冬前に神戸で支援続々

  • 神戸新聞NEXT
  • 更新日:2022/11/25

ロシアの侵攻は長引き、ウクライナの人々は今も避難生活を強いられている。神戸で迎える初めての冬を前に、企業やJAなどを通じ、市内の人々が食材や衣料品などを支援する動きが相次いでいる。

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ウクライナからの避難者に送られる食材セット=神戸市長田区二葉町7

■41世帯に食材セット、JA兵庫六甲など7団体

JA兵庫六甲など神戸市内の計7団体は、ウクライナの人たちに向け、郷土料理ボルシチ用の野菜や神戸ゆかりの食材のセットを用意。市内に避難している41世帯に提供した。

JA兵庫六甲と市が市内の青果関係者や漁協などに呼びかけ、食材を集めた。須磨のりや西区産のコシヒカリに加え、ボルシチに欠かせない野菜ビーツも用意した。

16日、長田区のふたば学舎で日本語を学ぶ避難民にセットの中身を紹介した。JA兵庫六甲統括マネジャーの猪島嗣公さん(45)は「異国での暮らしは心細さもあると思う。特にビーツは手に入りにくいので、ボルシチを食べて心も体も温まってもらえるとうれしい」と話した。今後も季節ごとに旬の地元産食材などを送るという。(大田将之)

■衣料品など3千点、NTT西グループ社員ら

NTT西日本のグループ企業社員らは、兵庫県内のウクライナ避難民に衣料品など計約3千点を贈った。神戸市中央区海岸通のNTT西日本兵庫支店で贈呈式があり、参加した市内のウクライナ避難民8人は厚手の上着や肌着を選んでいた。

同社は、ウクライナ避難民を支援する神戸定住外国人支援センター(同市長田区)を通じて生活用品などの提供を続けてきた。長引く避難生活に「冬用の衣服が必要」と、まだ着られるきれいな古着や新品の肌着を募ったという。

衣服は社員約300人から寄せられた。贈呈式は16日に行われ、残った衣服は同センターなどの支援団体から県内在住のウクライナ避難民に届けられる予定という。

母や子ども2人と計4人で神戸市に逃れたマリーナ・クチコバさん(40)は「来日時はスーツケース三つのみで、冬用の衣類は持って来られなかった。子ども用の衣服や手袋を選んだ」と話した。(安藤真子)

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