オッドアイの呼び名も!眼の「虹彩異色症」に関する基礎知識

オッドアイの呼び名も!眼の「虹彩異色症」に関する基礎知識

  • コスモポリタン
  • 更新日:2021/05/06
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人によって異なる瞳の色。なかには、左右の瞳でそれぞれ色が違ったり、部分的に色が異なる「虹彩異色症」を持つ人々も。

「虹彩異色症」は、瞳だけではなく肌や髪の色が部分的に異なる状態を指す包括的な用語ですが、本記事では「オッドアイ」とも呼ばれる、瞳における「虹彩異色症」の基礎知識をご紹介。

「虹彩異色症」はなぜ起こるのか、健康面でのリスクはあるのかなど、検眼士のニック・ウィンゲートさんとクレア・オドネルさんの解説を交えてお届けします。

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【INDEX】

「虹彩異色症 」とは?

「虹彩異色症 」の原因は?

「虹彩異色症 」は治療が必要?

「虹彩異色症 」とは?

「虹彩異色症 」とは、左右の眼で虹彩(瞳の周りにある円盤状の膜)の色が異なる、または一方の瞳が一部色が異なっている状態を指します。

「虹彩異色症は、両方の瞳の色がそれぞれ異なる、部分的に変色がある、または瞳の外側の輪と中央の色が異なるなど、現れる状態は様々です」

色の違いがごくわずかである場合もあり、特定の照明の下でのみ明らかになる場合があります。

「虹彩異色症 」の原因は?

虹彩異色症は、虹彩のメラニンの量と分布の変化によって引き起こされます。

メラノサイトと呼ばれる細胞によって作られるメラニンは、肌や髪の色も決定する色素。基本的に人々が持つこの細胞の数は同じですが、一部の人は他と比べて多くのメラニンを生成することも。

一般的に、メラニンが少ないほど明るい瞳の色に。したがって、青い目には少量のメラニンが含まれており、茶や黒色の目にはより多くのメラニンが含まれるとされています。

オドネルさんによると、虹彩異色症には生まれつきの先天性のものと、病気・けが・投薬によって発症する後天性のものがあるとのこと。たとえば女優のミラ・クニスは、薄茶と緑色の瞳を持っていますが、これは幼い頃に眼の病気で片方の目が見えなくなった後、後天性の虹彩異色症を発症したとのこと。

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「瞳の色は主に遺伝的で、時間とともに変化する可能性もある」と、ウィンゲートさん。一方で、虹彩異色症は遺伝で発症することはないと知られています。

先天性の虹彩異色症の場合、視力や健康への影響はないとされていますが、ウィンゲートさんによると、以下の症状との関連が可能性としては考えられるとのこと。

ブロッホ-スルツバーガー症候群

ヒルシュスプルング病

ワールデンブルグ症候群

フォンレックリングハウゼン病

ワールデンブルグ症候群

ホルネル症候群

ボーンビル病

パリーロンベルグ症候群

スタージーウェーバー症候群

一方で、後天性の虹彩異色症は、病気の過程で虹彩が変化し色素が失われる場合か、けがによって損傷した組織の色素に変化があった場合が考えられます。後天性の虹彩異色症との関連が考えられる症状は以下の通り。

糖尿病

緑内障

虹彩腫瘍

虹彩外反症候群

色素散乱症候

ポスナーシュロスマン症候群

「虹彩異色症 」は治療が必要?

後天的に虹彩異色症を発症した場合や、先天性の虹彩異色症の場合でも、その見た目に変化があったときには眼科医による検査を強く推奨するとオドネルさん。

「片方または両方の瞳の色の変化に気付いた場合は、眼の損傷や炎症、糖尿病の可能性、脳と眼をつなぐ神経の検査をすることが必要です」

「後天的な虹彩異色症を引き起こす症状は、視力喪失につながる可能性や、時間の経過とともに健康を脅かす可能性もあるため、治療が必要かを確かめることが大切です」

虹彩異色症を発症した根本的な原因が何であるかによって、治療方法が異なるそう。

オドネルさんによると、原因が炎症である場合の抗炎症点眼薬で済んだり、緑内障治療が必要と判断されることもあれば、ごくまれに、腫瘍が原因で眼への血液供給が滞ったことが原因だったり、神経の損傷が考えられる場合には、抗がん治療が適応となることも。

ただし、虹彩異色症が他の健康上の問題と関連していない場合には、治療は必要ないとのこと。眼になにか異変を感じるようなら、ただちに眼科医などの医療機関に相談しましょう。

※この翻訳は抄訳です。

Translation: ARI

netdoctor

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