去年、静岡県内のこども園の送迎バスで園児が置き去りにされ死亡した事件を受け、仙台市内の幼稚園では送迎バスに置き去り防止のための安全装置を設置し運用を始めました。
【写真を見る】「何も難しいことはない」幼稚園の送迎バスに“置き去り防止装置”設置“静岡・園児置き去り死亡事件”受け 仙台
仙台市若林区の「ドリーム幼稚園」です。園児がバスから降りると、置き去りが無いか職員がバスの車内を目視で確認しました。車内にはアナウンスが。
車内アナウンス:
「全ての点検が終わりましたら、点検ボタンを押してください」
確認後、車内のボタンを押すとアナウンスは止まります。
ドリーム幼稚園 末屋拓朗さん:
「いつも点検はしているので、ボタンを押す作業が加わっただけなので、何も難しいことはない」
今回送迎バスに設置されたのは、園児の置き去りを防止するための装置です。去年、静岡県牧之原市のこども園の送迎バスで園児が置き去りにされ熱中症で死亡した事件を受け、国が、幼稚園や保育所の送迎バスに今年度中の設置を義務付けています。ボタンを押さずに放置していると…。
阿部航介記者:
「10分経過で、かなり大きな音が鳴り始めました。これなら外にいても気づくことが出来そうです」
ドリーム幼稚園 末屋保広園長:
「二重、三重のチェックということ。こういうシステムを付けることによって、何より子どもを預ける保護者の安心感がある」
ドリーム幼稚園は、送迎バス5台を所有していて、来週中にすべてのバスに装置を設置するということです。