王貞治氏、侍ジャパンのWBC優勝に太鼓判「栗山監督なら絶対できる」

王貞治氏、侍ジャパンのWBC優勝に太鼓判「栗山監督なら絶対できる」

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  • 更新日:2023/01/25
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イチローの存在が大きかった第1回WBC

3月8日に開幕する第5回ワールドベースボールクラシック(WBC)を控え、ソフトバンクの王貞治球団会長(82)が25日、オンライン取材に応じた。

2006年に行われた第1回WBCで指揮を執った王会長は「今みたいにみんなが出るという時代じゃなかった。出てくれなかった選手もいたし、戸惑いもあったと思う。手探り状態で、無心でやったのがよかった」と振り返る。

第1回は松井秀喜、城島健司、井口資仁らのメジャーリーガーは参加せず、MLBからはイチロー(当時マリナーズ)と大塚晶則(当時レンジャーズ)の2人だけ合流。しかし、そのイチローの果たした役割が大きかったという。

「イチロー君は日本の選手たちにアメリカの選手って大したことないよ、ほとんどの選手は君たちと変わらないと言ってくれて、日本の選手たちは自信を持ってグラウンドに立てましたね」

2次ラウンドのアメリカ戦では、同点の8回に岩村明憲の左犠飛で生還した三塁走者・西岡剛の離塁が早かったとして、アメリカ側の抗議を受けたボブ・デービッドソン球審がアウトに判定を覆す“誤審騒動”があった。勝ち越し点が幻となった日本は、結果的にアメリカにサヨナラ負け。しかし、アメリカが次戦でメキシコに敗れたため、日本は1勝2敗ながら辛くも準決勝に進出した。

「本当は(アメリカに)勝ててたと思うけど。短期決戦は何が起こるか分からないから、しぶとく戦うのが大事だと学びました」

準決勝の韓国戦は0-0で迎えた7回、代打・福留孝介が先制2ランを放ち、6-0で快勝。「肩が痛いと言ってたんで、チャンスが来たら出すから準備しといてくれと控えに回ってもらいました。完璧な打撃をしてくれましたね。韓国は強いですよ。すごい気力を発揮してくる」と日韓戦の激闘を振り返る。

決勝のキューバ戦は初回に4点を先制して10-6で勝利。初代チャンピオンに輝いた。「日本はそれまでキューバに分が悪かった。でも、1回に4点取ったのが大きかったですね。あれよあれよと勝ち進んだんで、決勝戦は無心でした。勝ち負けより日本らしい野球やろうやと。これで終わりなんだと選手たちも思い切りよくプレーしてくれました」と無欲の勝利だったことを明かした。

栗山監督は「選手たちが試合に打ち込みやすい雰囲気を作ってくれる」

原辰徳監督が指揮を執った2009年の第2回大会も連覇したが、第3回、第4回は準決勝敗退。栗山英樹監督率いる侍ジャパンには、3大会ぶりの優勝が期待されている。

かつてソフトバンクの監督として、日本ハムの栗山監督と対峙した王会長は「落ち着いた指揮を執る人。選手たちが試合に打ち込みやすい雰囲気を作ってくれる監督。栗山君じゃなかったら大谷君やダルビッシュ君も出たか分からないので、彼の功績は大きいです」と自身と同じ背番号89を背負う指揮官に最大級の賛辞を贈る。

さらに、その大谷翔平についても「普通の投球をしてくれたら三振の山、打者としては本塁打を連発してくれるでしょう。結果が出る出ないは分からないが、彼は期待を持たせてくれます。その片鱗を見せてほしい」と期待を込めた。

かつては日本が世界で戦うには「スモールベースボール」に活路を見出すべきとする声もあったが、現在はアメリカや中南米諸国との実力差はないと強調する。

「日本の選手は日の丸を背負うと純粋な気持ちでプレーする。それまではアメリカ代表が来ても練習試合の延長みたいな感じで、ゴルフバッグを抱えて観光気分で、それでも我々は負けていた。でも今は世界から認められ、トップ3に入る。打者の飛距離は伸びてるし、ホームランは遜色ない。投手はコントロールもいいし、日本の方が上だと思う。実力的には対等ですよ」と力説した。

だからこそ5回目のWBCでは世界一を願わずにはいられない。「5回目はチャンピオンに返り咲いてほしい。栗山監督なら絶対できる」。力強く話す眼差しは、元監督ではなく、勝負師のそれだった。

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SPAIA編集部

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