風力発電アセス、研究者「誤認」指摘 琵琶湖・淀川源流に大規模計画

風力発電アセス、研究者「誤認」指摘 琵琶湖・淀川源流に大規模計画

  • 朝日新聞デジタル
  • 更新日:2023/03/19
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"事業計画書をもとに日本イヌワシ研究会が作成した風力発電施設のイメージ図=同会提供"

滋賀県長浜市と福井県南越前町にまたがる山林に計画されている大規模な風力発電事業について、全国の研究者らでつくる「日本イヌワシ研究会」(須藤明子会長)が3月17日、事業者が作成した環境影響評価(環境アセスメント)準備書に重大な事実誤認や調査不足があるとして、三日月大造知事に対し、調査のやり直しを事業者に求める要望書を提出した。須藤会長は「計画地は琵琶湖・淀川流域の源流部で影響は大きい。広く住民の意見を聴く機会をつくってほしい」と話した。

【写真】計画地にある旧スキー場では、無許可開発と豪雨で土砂が大量流出していた

この事業は「(仮称)余呉南越前第一・第二ウィンドファーム発電事業」で、事業者はグリーンパワーインベストメント(GPI、本社・東京都港区)。約830ヘクタールに高さ188メートルの風車最大39基(最大出力約16万キロワット)を建設する計画。完成すれば、陸上では国内最大級の風力発電になるという。

GPIの担当者は「再生可能エネルギーの普及は大事な取り組み。環境との調和を図っていけるようにしっかり検討したい」と話している。

準備書について須藤代表は「ベーシックな誤りや意図的ではと疑うような調査不足がある」と批判した。植生調査で、記載された植物と実際に生育している植物が違う▽イヌワシの調査で、行動エリアが広くなる繁殖後の調査が欠落している、などを挙げる。

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