
引退セレモニーでチームメートに囲まれ記念撮影する高原直泰(前列中央)
沖縄SVは19日のホーム戦後、高原直泰選手兼監督(44)の現役引退セレモニーを行った。Jリーグや世界のトップクラブでプレーし、日本代表では57試合に出場し、23得点を挙げたレジェンドは「選手としてやり切って、悔いなく終われるのは幸せ。支えてくれた人に感謝するとともに、これからが本当に自分のやるべき仕事がスタートする」とあいさつし、チーム運営や育成にまい進する姿勢を示した。
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高原は静岡県出身。清水東高から1998年、J1ジュビロ磐田に入団した。万能型のストライカーとして活躍し、アルゼンチンやドイツ、韓国でもプレー。2015年に沖縄SVを設立し、今季参入したJFLでもゴールを決めてJ1から都道府県リーグまで国内全てのカテゴリーで得点を記録した。
来季からは兼任するクラブの代表としてSVを率いる。記者会見では過去の経歴を振り返らず「いまはチームをJFLに残留させることだけを考える。最終節も失点ゼロに抑え、入れ替え戦に向けて準備していく」と力を込めた。選手として最後の責任を果たす。