
プエルトリコを破り喜ぶメキシコナイン(AP)
<WBC:メキシコ5-4プエルトリコ>◇準々決勝ラウンドC組◇17日(日本時間18日)◇フロリダ州マイアミ
メキシコが逆転勝利で決勝ラウンド進出を果たし、侍ジャパンと対戦することが決まった。
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◆WBCにおける日本とメキシコ 06年の第1回大会の2次ラウンドで同組で、日本が6-1で勝利した。先発松坂が5回1安打無失点で大会2勝目。打っては12安打の快勝だった。
ところが、日本は韓国戦に敗れ、米国戦の敗北とあわせ1勝2敗で同ラウンドを終えた。この時点で3勝の韓国が準決勝進出決定。残り1枠は、米国-メキシコ戦の結果に委ねられた。下馬評通り米国が勝てば2勝1敗で準決勝進出だったが、メキシコが2-1で勝利。1勝2敗で日本、米国、メキシコの3カ国が並び、失点率により日本が準決勝に進出した。メキシコのおかげで、日本は準決勝に進んだ形となり「アナハイムの奇跡」と呼ばれた。
今回のメキシコ代表で、メネセス、バルガスがともにオリックスでプレーしたNPB経験者。メネセスは19年に29試合、打率2割6厘、4本塁打、14打点。ただ、同年4月に受けたドーピング検査で禁止物質が検出されたことが6月になって判明し、NPBから1年間の出場停止処分を科された。同27日、オリックスが選手契約解除を発表した。
バルガスは20年にBC茨城でプレーし、21年東京五輪に出場後、8月にオリックスと契約。2シーズンで13試合に登板し、0勝1敗、防御率8.34だった。