ヤクルトは21日、球団OBで1978年に初めてリーグ制覇を果たすなど通算93勝を挙げた左腕、安田猛(やすだ・たけし)氏が、20日午前2時半に胃がんのため、東京都内の自宅で死去したと発表した。
福岡・小倉高とヤクルトで後輩の木谷良平打撃投手(31)は「プロ入り後は毎年お会いしていたと思う。野球界では、母校の名前(の価値)を上げてくれた最初の人だと思います」と故人をしのんだ。
2016年に現役引退後は、裏方としてチームを支える立場となった木谷氏。安田さんからは「自分が球団のために何ができるかを考えて行動すれば、そういうところを見てくれて評価してくれる」という言葉をもらったといいい、「自分がプロでやってみて、安田さんのすごさを感じました」と大先輩の存在の大きさ、偉大さを口にした。