偏差値50でも、1年で東大に余裕で受かる!『ドラゴン桜』著者が断言するワケ

偏差値50でも、1年で東大に余裕で受かる!『ドラゴン桜』著者が断言するワケ

  • 現代ビジネス
  • 更新日:2021/04/07
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1年間努力すれば、偏差値50からでも余裕で東大に合格する――受験をテーマにした大人気漫画『ドラゴン桜2』の著者・三田紀房先生は、断言します。そのための武器となるのが、ここ数年で急速に進化したデジタルツールでした。『ドラゴン桜2 公式ガイドブック』から、三田先生のインタビューを一部編集のうえお届けします。

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デジタルツールの登場で、受験が激変した!

『ドラゴン桜2』を描くにあたって前回の『ドラゴン桜』から10年がたっていますから、リサーチしたんですけど、勉強法や環境が以前とは「激変」と言っていいぐらい変化していました。この10年で私たちの生活環境って、大きく変わったじゃないですか。まず誰もが感じているのは、デジタル化が進んだことですよね。

それから2021年に、センター試験の制度が大学入学共通テストに変わった。まあ、制度は変わったんですけど、大学受験自体が大きく変わったわけじゃなくて、アナログな2回のペーパーテストで決まる。でもデジタルツールを利用して勉強することが、もうすっかりスタンダードになっていた。そこでアナログからデジタルへ、時代に内容を合わせようというのが、『ドラゴン桜2』をスタートさせるきっかけになりました。

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Norifusa Mita / CORK

『ドラゴン桜2』では、東大を目指す受験生の天野と早瀬が、英語受験対策として、英語で話す姿を毎日ユーチューブにアップしたり、帰国子女になりきってツイッターで日々つぶやいたりします。

「受験勉強とは、孤独に耐えながら歯を食いしばってやるもの」というのが、以前の普通の考えだったのが、北海道と沖縄など離れた場所にいる受験生同士が、知り合いかどうかすらも関係なく、勉強内容を共有したり励まし合って受験勉強にのぞんでいる。

そんなこと、10年前には想像すらできなかった。しかも10代の子は、そういうことにまったく抵抗がない。いつの間にか、自分が勉強していることをアウトプットしていくという、オープンな考えになっていた。

あと「スタディサプリ」の浸透も、子どもたちの勉強環境を激変させたと思うんです。これはアナログだと思われている学校の先生でさえも、活用を勧めていますからね。

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『ドラゴン桜2』の三田紀房先生

こういうツールを使うことによって、スマホを取り出せば、24時間どこにいても自分で勉強したいことを選択して、自分のペースで勉強ができるようになった。本当におどろくほどすみやかに、受験勉強のデジタル化・ネットワーク化が進んでいるんです。

僕はこの現実や状況を、解釈や論評を加えるのではなくて、桜木建二や龍山高校の生徒たちの姿に託して、ダイレクトに表現していこうと思ったんです。解釈や論評を加えるっていうのは、僕のスタイルじゃない部分もあるけれど、「実際にそうなのだ」と分かれば、そう描く。ストーリーを作るうえでは、それを一番大事にしています。そのほうが、しっかり内容を読者に届けられますからね。

受験は、「目標達成」のトレーニング

そんな現実の変化を踏まえるかたちで、『ドラゴン桜2』の舞台・キャラクター設定もしています。コンセプトとしては、「偏差値50からスタートしても、1年で東大は余裕で合格できる!」というメッセージを打ち出すことにしました。

偏差値50からというと、「相当頑張らないと無理」というふうにみんな思うわけですけど、取材してみると、そんなことはないと分かりました。そういう例はかなりあるし、デジタルツールの力を借りられる今は、難しいわけじゃない。

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Norifusa Mita / CORK

それに1年ってあっという間、短いと思うかもしれないですが、受験の感覚でいうと長い。というのも1年間365日、毎日欠かさず手抜きなく勉強するというのは、それだけでかなりハードだからです。1年きっちり勉強できる人なら、世の中にある大概のことはできるようになりますよ。

人って目標を立てて、そのための計画を守ろうと固く決意したつもりでいても、たいてい1週間くらいたつと気が緩んできて、8日目あたりから自分で決めた計画の一部とか、場合によっては全部をサボってしまうじゃないですか。

1回でもサボると、計画がダラダラと崩れていくのは、目に見えている。それを考えれば、1日も休まず1年間やりきることができれば、何事でもきっと成しとげられますよ。1年「も」あるんですから。

たとえば、ユーチューブで英語の動画を毎日配信してきた天野は、受験勉強も終盤になると、ごく普通に英語でのやりとりができるようになっています。これを本当に毎日続けていれば、100パーセント話せるようになります。それくらい日々の積み重ねの威力というものはスゴいものだし、1年という月日は、なにかを「成す」のに充分な長さでもあるんです。

僕は高校野球が好きで、よく例にするんですが、高校生が野球部で練習に打ち込んだとします。1年間みっちりやれば、相当の成果が期待できるのはたしかなんだけど、地区予選を勝ち抜いて、必ず甲子園に行けるかといえば、それは定かじゃありません。

野球には対戦相手がいますから。強豪校や調子のいい相手とぶつかるかも知れないし、勝負がどちらに転ぶかは、やってみないとわかりません。結果は相対的なもので、対戦相手に影響を受けます。

でも受験というのは、全員が同じルールで一斉にやるわけです。受験の成否を決める要素は、自分が問題を解けるかどうか? 答案用紙に対して、自分がどう用意をするか? それさえしっかりやればいい。まわりの環境に、影響されないんです。

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Norifusa Mita / CORK

さらにいえば、甲子園で優勝するには、なみいる相手に勝ち抜いていかないといけない。ナンバーワンにならないといけないけれど、東大はナンバーワンじゃなくても合格できます。毎年およそ3000人が合格するんだから、上から3000番目「でも」いいわけです。そう言われて、「なんとかなる」と思えるかどうかなんです。

それに受験勉強は、やればやった分だけ成果が出る。答案用紙は自分でコントロールできるんです。そのうえ受験というのは公平、かつシンプルな仕組みです。そう考えると、受験勉強というのは、なにかを目指してそれを達成するための人生のトレーニングとしては最適なんです。誰もが取り組みやすい「ちょうどいい壁」として、受験はオススメなんですよ。

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