
実在しない食品会社を名乗り、約320万円分の黒毛和牛などの食材を注文してだまし取ったとして、暴力団組員の男ら9人が逮捕されました。
指定暴力団山口組系組員の坂田宏樹容疑者(41)ら9人は2018年、実在しない食品会社を名乗って代金を支払うつもりがないのにもかかわらず、福岡県や都内の業者に約320万円相当の黒毛和牛の肉などを注文してだまし取った疑いが持たれています。
警視庁によりますと、坂田容疑者らは業者と食品展示会で知り合うと、最初は小口の取引を行って代金を支払うことで信用させていました。
「焼肉屋をやるので商品を買い取りたい」などと説明していたということです。
これまでに全国の10社から約6000万円分の食材をだまし取り、転売していたとみられています。
警視庁は金が暴力団に流れた可能性もあるとみて調べています。