「マッチングアプリで出会った椅子に腰を振りまくる」「三角コーンを振り回す“木村拓哉”」突き抜けすぎた奇跡のゲーム

「マッチングアプリで出会った椅子に腰を振りまくる」「三角コーンを振り回す“木村拓哉”」突き抜けすぎた奇跡のゲーム

  • 文春オンライン
  • 更新日:2021/02/22

『あつ森』ではなく『サイバーパンク』がゲーム雑誌の「ゲーム・オブ・ザ・イヤー2020」を受賞した理由から続く

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ステイホーム生活で、『あつ森』などゲームが社会現象にもなった2020年。例年「ゲーム・オブ・ザ・イヤー」を開催している雑誌『CONTINUE』編集長の林和弘氏に、そんな2020年の「ゲーム・オブ・ザ・イヤー BEST&超クソゲー」について聞いた。(全2回の2回目/#1を読む)

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「マッチングアプリで知り合った椅子を相手に腰を振りまくる」ヤバいゲーム

――続いて「超クソゲー」部門の第1位なんですけど……これは何ですか?(苦笑)

林 『Chair F*cking Simulator』。ちなみに「*」は伏字です。「文春オンライン」さんのガイドラインはわからないですけど、まあ、言っちゃうと「フ●ック」ですね。プレイヤーが椅子をフ●ックしまくるゲームです。

――なんですか、それは(苦笑)。

林 主人公は劇画オバQみたいな怪物なんですけど、その怪物がマッチングアプリで知り合った椅子を相手に腰を振りまくるんです。椅子にも様々バリエーションがあって、普通のデスクチェアもあれば重役椅子、パイロットの操縦席、あとは電気椅子なんかもあって。

――電気椅子!?(驚)

林 電気椅子だとフ●ック中に電気が流れたりするんですよ。それで、だいたいプレイ後には「早い」だの「遅い」だのって椅子から英語で罵倒されるという。

――スミマセン、それってプレイして楽しいんですか?

林 うーん、どうなんでしょう(苦笑)。ただ、このゲームを見た瞬間、死ぬほど笑ったんですよ、僕。

このゲームは家庭用ではなくて、いわゆるPCゲームを配信している「Steam」っていうサイトでダウンロード可能なんです。価格は205円(2021年2月現在)。205円でこれほど笑えるんだから、『CONTINUE』として全力でオススメします! ということじゃないですかね。間違っても「ベストゲーム」ではないんですけど「絶対に買って後悔はさせません!」「僕たちを信じてプレイしてみてください!」という特筆すべき1本として「超クソゲー」部門の第1位になりました。

「ゲーム・オブ・ザ・イヤー」史上に残る1本は?

――「ゲーム・オブ・ザ・イヤー」は2020年で20周年を迎えたわけですけど、歴代ランキングの中で「ベストゲーム」「超クソゲー」を含めて1本だけ選ぶとすると何になりますかね?

林 うーん、それは、なかなか悩ましいですねえ……。『Grand Theft Auto:Vice City』はロックスター・ゲームスとの出会いを含めて雑誌にとってエポックでしたし、もしも本当に「ゲーム・オブ・ザ・イヤー」の結果がロックスターの背中を押したのであれば、それは日本のゲーム史を変えた、とも言えますからね。

あと『メタルウルフカオス』は『サイバーパンク』と同じ意味で「Xboxの最後を華々しく飾ったタイトル」だと思いますし。ちなみに『メタルウルフカオス』の主人公はアメリカ大統領なんですよ。副大統領の陰謀に巻き込まれて失脚したアメリカ大統領がホワイトハウスの地下に隠してあった大統領専用パワードスーツに乗って逆襲するんです。「これが大統領魂だー!!」って叫びながら(笑)。

――ある意味、時代を先取りしすぎてますね(笑)。

アジアの大スター“木村拓哉”、コンビニの前でチンピラに飛び蹴り!!

林 「超クソゲー」も『THE 落武者』を筆頭に毎年、奇跡のタイトル揃いだからなあ……。あ、そうだ、長い「ゲーム・オブ・ザ・イヤー」史上で1本だけ「ベストゲーム」でも「超クソゲー」でもない形で第1位になったタイトルがあるんですよ。2018年に発売された『JUDGE EYES:死神の遺言』なんですけど。

――木村拓哉さんが主人公キャラとして登場しているゲームですよね。

林 プレイヤーはCGの木村拓哉さんを操作することになるんですけど、コンビニの前でチンピラに飛び蹴りを食らわせたり、工事現場のコーンを振り回して暴れまくったりするんですよ、木村拓哉さんが(笑)。

もう、その絵面のインパクトが凄まじくて、最初は「超クソゲー」部門ダントツの第1位だろうって思ってたんですけど、「いや待て、これはゲームそのものではなく、木村拓哉さんというアジアを代表する大スターの持つ力なのではないか?」「木村拓哉さんの存在感ありきの面白さなのではないのか?」ということにハタと気付いたんですね。

それで「ベストゲーム」でも「超クソゲー」でもない「最優秀主演男優賞」という形で第1位になったんです。だから、あえて1本だけ選ぶのであれば、それじゃないかなあ。

――木村拓哉さん主演の『JUDGE EYES』。

林 僕、SMAPの頃から木村拓哉さんの大ファンでしたから、これは、もう夢のような1本ですよ。今年の4月23日にはリマスター版も発売されるみたいですから、この機会に是非とも遊んでほしいですね。心からオススメします!

鉄拳さんと『鉄拳』をやったように…

昔から『CONTINUE』って「ご本人と一緒に縁のあるゲームをプレイする」っていう企画をやってるんですよ。以前だとお笑い芸人の鉄拳さんと格ゲーの『鉄拳』をやったり、長州小力さんと『新人類』(プロレスラーの長州力が主人公キャラとして登場するアクションゲーム)をプレイしたり。

だから、木村拓哉さんと『JUDGE EYES』をプレイする企画がやれたら最高ですよねえ。それが実現したら、もう、僕は編集長を辞めてもいい(笑)。

――面白そうじゃないですか!

林 絶対に無理だと思います(笑)。

(林 和弘)

林 和弘

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