NASA「ルーシー」小惑星探査計画 太陽系形成の謎探る

NASA「ルーシー」小惑星探査計画 太陽系形成の謎探る

  • AFPBB News
  • 更新日:2021/10/14
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木星トロヤ群小惑星の一つの近傍を通過する探査機「ルーシー」のイメージ図(作成日不明)。

【AFP=時事】米航空宇宙局は今月、木星のトロヤ群小惑星を調査するための探査機を打ち上げる。探査計画の目的は、45億年前の太陽系形成に関する新たな知見の収集だ。木星のトロヤ群小惑星に向けた探査機打ち上げは同局初となる。

探査機は、人類の進化を理解する手掛かりとなった古代の化石にちなみ「ルーシー」と命名された。早ければ米東部夏時間(EDT)の10月16日午前5時34分(日本時間同日午後6時34分)に米フロリダ州ケープカナベラル空軍基地から打ち上げられる予定。

探査機ルーシーの任務は、木星の公転軌道上で木星の前と後を周回している二つの岩石質天体群の調査だ。

ルーシーは地球の重力を用いるスイングバイ航法で、八つの異なる小惑星──最初に火星と木星の間の小惑星帯にある小惑星、その後にトロヤ群の七つの小惑星──に向けた12年の旅に乗り出す。

ルーシー探査計画の主任科学者ハル・レビソン氏は記者会見で、合計で7000個以上見つかっているトロヤ群小惑星について「宇宙空間のごく狭い領域に存在しているにもかかわらず、それぞれが物理的に大きく異なっている」と述べた。

「例を挙げると、色が大きく異なっている。灰色のものもあれば、赤色のものもある」と言い、その違いは小惑星が形成された場所が太陽からどれほど離れていたかを示しており、現在の軌道を取る前のことと説明した。

NASAの惑星科学部門ディレクターのローリー・グレイズ氏は「ルーシーによる発見は全て、太陽系の形成に関する極めて重要な手掛かりを与えてくれるに違いない」と述べている。

ルーシーは、探査対象の小惑星の表面から400キロ以内の距離をフライバイ(接近通過)し、搭載する観測機器と大型アンテナを用いて小惑星の化学組成、質量、密度、体積などの地質学的特徴を調査する予定となっている。【翻訳編集】AFPBB News

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